Android端末で利用できる医療業務用電子カルテアプリ「WATATUMI ver.1.0」

» 2011年03月15日 19時47分 公開
[ITmedia]

 コア・クリエイトシステムは、Androidに対応した電子カルテシステム「WATATUMI Ver.1.0」の販売を開始した。

 WATATUMI Ver.1.0は、インターシステムズジャパンのオブジェクトデータベース「InterSystems Cache」を基盤に開発されたコア・クリエイトシステムの電子カルテシステム「IZANAMI」と連携する診療業務用のAndroidアプリだ。

 同アプリではバイタル入力、各種オーダー参照、注射・輸血・手術・処置・自科検査オーダー実施入力のほか、カメラを利用することでバーコード読み取りや患者状態の撮影、他のアプリとの連携といった機能が利用できる。また、Android端末ならばインストールする機種を問わないため、目的に応じて端末を選定できる。

 また、2012年4月までに放射線画像、検査歴の参照、写真、患者プロフィール、カルテ文書参照、DPC参照、コミュニケーション機能などの機能を段階的に追加する予定だ。

 宮崎大学医学部附属病院では、4月に現行の業務用PDAを200台のGALAXY Sに置き換え、5月よりWATATUMI ver.1.0を稼働させる。最終的には医師と看護師1人につき1台の端末を配布し、ユビキタス環境の構築を目指すとしている。

 価格は、IZANAMI基本パッケージが100床の小中規模病院で3000万円から、Android用電子カルテライセンスが1台あたり5万円から(ハードウェアは含まず)。

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