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古田拓也

1級FP技能士・FP技能士センター正会員。中央大学卒業後、フィンテックスタートアップにて金融商品取引業者の設立や事業会社向けサービス構築を手がけたのち、広告DX会社を創業。サム・アルトマン氏創立のWorld財団における日本コミュニティスペシャリストを経て株式会社X Capitalへ参画。

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記事一覧

古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

IT系の企業が上位を独占してきた「世界の時価総額ランキング」に、突如として老舗の製薬企業が食い込んだ。米製薬大手のEli Lilly(イーライリリー)は、「マンジャロ」という薬で近年知名度を拡大させ、時価総額は一時150兆円に達した。「熱狂」はなぜ起き、なぜ誰も止められなかったのか。

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古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

国土交通省が、住宅金融支援機構の長期固定金利ローン「フラット35」の融資限度額を引き上げる検討に入った。この政策変更は、市場の歪みを是正する一方で、家計の住宅費負担リスクを増大させるのではないかという懸念もある。市場の先行きを考える。

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不正会計で「特別注意銘柄」となったニデックに、なぜ投資家は再び買いを入れたのか。暴落からの反発劇の裏には、創業者・永守重信氏の強烈なリーダーシップが生んだ「属人経営」という宿痾がある。市場が賭けるのは、“呪縛”を断ち切り真の組織力を獲得できるかどうかだ。

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古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

日本円に価値が連動するステーブルコイン「JPYC」が、2023年の改正資金決済法のもと「電子決済手段」として国内で初めて正式に承認された。「安全なデジタル円」の誕生として国内市場の期待を集めている。しかし、この船出を冷静に観察すると、グローバルなデジタル資産市場の力学が浮かび上がる。

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古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

退職代行「モームリ」を運営するアルバトロスに家宅捜索が入った。「退職代行のようなグレービジネスは淘汰(とうた)されてしかるべき」という論調も目立つが、一方で、その需要やイノベーティブな側面は無視できない。

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古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

フリマアプリ最大手のメルカリが、スキマバイトサービス「メルカリ ハロ」を12月18日をもって終了すると発表した。判断の裏には、単なる一事業の成否を超えた、日本の労働市場が抱える構造的な課題と、メルカリ自身の経営戦略との深い断絶が見え隠れする。撤退劇を多角的に分析し、その核心に迫る。

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古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

2022年11月に登場して以来、わずか2年半足らずで世界の成人人口の約1割にあたる7億人以上が利用するまでに成長した生成AIの「ChatGPT」 。これまで多くの専門家がその経済効果を生産性向上という文脈で語ってきたが、実際のところ、膨大な数のユーザーは一体何にこの革新的なテクノロジーを使っているのか。実態はベールに包まれてきた。

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古田拓也「今更お金とビジネス」:

米Appleは9月19日、次世代のワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro3」を発売する。目玉機能は「AI同時通訳」だ。ユーザーがイヤフォンをつけて会話するだけで、相手の言語が母国語に翻訳されるという。ビジネスシーンへの影響はどのようなものだろうか。

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古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

ソニーグループが2025年度から冬の賞与を廃止し、その分を月例給与に振り替える制度を導入したことが注目されている。同様の制度変更は大手各社にも広がりを見せており、「賞与の給与化」は日本社会において新しい潮流となりつつある。なぜなのか? 企業と従業員それぞれのメリットを解説する。

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古田拓也「今さら聞けないお金とビジネス」:

ゲオホールディングスは2026年10月1日付で、持株会社の社名を「セカンドリテイリング株式会社」へと変更する。レンタルビデオ事業で急成長した同社だが、いまやその売上比率は1割ほどにとどまる。新たな主力事業への転換を、深く印象付ける狙いだ。

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古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

AIによる議事録作成サービス「AI GIJIROKU」を展開していたオルツが、東証グロース市場への上場からわずか10カ月で破綻した。報告書では、取引所と主幹事証券は一貫して「虚偽の報告を信じた被害者」としての立場で記載されているようだが、これらの関係者に対しても改善が求められる。

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古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

YouTubeは、収益化対象コンテンツのポリシーを改定し、AIによって大量に自動生成されたコンテンツを収益化の対象外とする方針を明らかにした。背景には、視聴者の満足度低下や広告効果の減退に対する懸念──だけではない理由があると考えられる。

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古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

菓子専門ディスカウントストア「おかしのまちおか」を運営する「みのや」が、上場を予定している。創業70年超、直営207店舗という確固たる基盤を持ちながら、これまで非上場を貫いてきた同社は、なぜ今になって株式公開に踏み切ったのか。

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古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

2024年、倒産件数で最も多かった業種は「経営コンサルタント」(154件)であった。これが報じられた際、SNS上では「自分たちが経営コンサルタントを受けてもらうべき」といった皮肉混じりの声も散見されたが、安易に嘲笑するのはいかがなものかと筆者は考える。

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古田拓也「今さら聞けないお金とビジネス」:

ファミリーマートが6月上旬から、備蓄米を1キロ当たり400円という破格で販売するとの報道が、注目を集めている。都心部のように店舗密度が高いエリアはともかく、それ以外の地域では流通コストの上昇により、備蓄米単体でみた収益はほとんど出ないか、場合によっては赤字覚悟の可能性もある。なぜファミマはこの施策に踏み切るのか。

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古田拓也「今さら聞けないお金とビジネス」:

NTTが「親子上場解消」に動いた。グループ全体の力を一体的に束ね、資源を集約する「大艦巨砲主義」への回帰の流れが加速している。

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古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが4月26日、「創業65周年記念株主優待」の実施を発表した。一見すれば、節目を祝う株主への好意的な配慮に思える。だが、この「記念優待」は、苦しい経営の現実と市場の期待剥落を受けた防衛策とも受け取れる。

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