ビジネスホテルでの短期滞在という「準ノマドワーク」(マルチディスプレイ&キーボード編)脱ガンジガラメの働き方(3/3 ページ)

» 2011年08月22日 18時10分 公開
[山口真弘Business Media 誠]
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キーボードを強化する……つもりなのだが、現時点では最適解なし

 ところで、筆者がまだ「これだ!」という解決策を見いだせていないのが、キーボードである。筆者がメインで使用しているPCはThinkPadで、ノートPCのキーボードのなかでは打鍵感がすぐれた部類に入るとは思うが、フルキーボードのストロークの深さやピッチに慣れてしまっている手前、効率を重視するのであれば、やはり外付けのキーボードは用意したいところ。ノートPCは長時間使っているとパームレスト部が熱を帯びるという点も無視できない。

 そのため外付のキーボードを買っては試し、買っては試しを繰り返しているのだが、フィーリングが合わなかったり、あるいは宿泊先のテーブルの奥行きが貧弱なためにノートPCの前にキーボードを置きづらかったりと、これといった解を見いだせていない。RealForceのコンパクトキーボードなども試してみたのだが、前述の奥行きの問題のほか、そもそもが持ち歩き用に作られていないため移動時にキーが傷みそうだったりと、なかなか難しい。

東プレの静音キーボード「Realforce91UBK-S」。実売約2万円の高級品で、性能や使い勝手は折り紙付きなのだが……
購入時点で分かっていたこととはいえ、さすがに持ち運びには少々無理がある。宅配便で先にビジネスホテルなどの目的に送っておくという使い方ならありかもしれない
それまでに試したキーボードとしては、レノボのThinkPad USB トラックポイントキーボード(55Y9024)がある。実売はおよそ5000円ほど
VAIO Xとの組み合わせではそこそこいけるのだが、ThinkPadのキーボードそのままの使い勝手なので、発熱対策を除くと代替用途としてはあまり意味がない。奥行きを取る点もネック

 もちろん、フル装備のノートPCを買って持ち歩いたほうがキーボードについては満足できるはずなのだが、2台あったほうがハードウェア障害時の冗長性が高まるという理由で保留にしている。これについては、今後もさまざまな入力環境を試していきたいと思っているところだ。

 次回は、クラウドとローカルNASの併用による、データの管理についてご紹介したい。

脱ガンジガラメの働き方
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