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育児中の主婦が立ち上げた「子ども向け英語スクール」は年商7000万円に成長 教育ビジネスの勝ち組に「異色の戦い方」を聞いた目指すは上場(4/5 ページ)

» 2021年08月23日 12時44分 公開
[霜田明寛ITmedia]

「上場して『会社四季報』に掲載させる」

――大人向けの英会話スクールなども多い昨今ですが、幼い時点で英語を習得しておくことの強みを教えてもらえますか。

 私が教えた初代の子たちは、もう高校生になっているんですが、彼らは中学校の3年間、英語の勉強がいらなかったと言っています。

 ただ、最大の強みは英語を習得したときの記憶がない、ということです。例えば、日本人の私たちは日本語を習得したときの記憶がないから、自然に会話や思考に日本語を使いますよね。“英語を喋れることが特別だ”という意識がないのが、その後の人生に確実にプラスの影響を及ぼしていくと思っています。

――今後の目標をどこに定めていますか。

 SUNNY BUNNYでまずは3億円の利益、ゆくゆくは上場して『会社四季報』に教育業界の企業として掲載されるような規模を目指します。

 というのも、死んだ後に自分の教育が残らないのが嫌なんです。ここまで来るのに、始めてから15年。実績を出し、さまざまな教育者の方が「メソッドを教えてくれ」と集まってきてくださっていますが、まだまだ、インチキのように見られることもあります。正直、15年経(た)ってこれなら、私が死んだら残らないだろうな、と思って焦っているんです。

 そのためにも、教育企業としては珍しく四季報に載るなど、分かりやすい実績を出し、後世にまで私の教育法を伝えていきたいと思っています。

「日本バイリンガル化計画」を応援しているというロックバンド「筋肉少年少女帯」と「特撮」のボーカル、大槻ケンヂ氏のサインがあった

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