はやぶさ2はリュウグウのプロジェクトを終えて、現在は再び長い宇宙の旅に出ている。まだ誰も見たことがない、名前もついていない2つの小惑星を目指して飛行中だ。
5年後には1つの小惑星を通り過ぎながら探査し、さらに10年後には地球に近い場所にある、直径40メートルほどの小惑星を探査する。はやぶさ2の現在地や最新情報は、JAXAの「はやぶさ2プロジェクト」のWebサイトで確認できる。
津田氏は、はやぶさ2について自著を出版しているほか、積極的に講演活動などもしている。その理由を「宇宙に関わる仕事の広さを知ってもらいたいから」と話す。トークセッションの最後に会場とオンラインの参加者に向けて、次のようなメッセージを送った。
「はやぶさ2のようなミッションを発信することは重要だと思っています。宇宙で働くと言えば、イメージしやすいのは宇宙飛行士ですよね。でも、宇宙飛行士だけで宇宙に行っているわけではありません。宇宙で働いている人はたくさんいます。
宇宙はすごく広がりをもっていて、ワクワクしながら新しい世界を切り開くことができる現場が、世界にいろいろな形であります。その中の一つがはやぶさ2で取り組んでいる宇宙科学です。はやぶさ2を入口にして、宇宙の広い世界を感じてもらえたらうれしいですね」
JAXAがまもなく13年ぶりの宇宙飛行士募集 宇宙コミュニティー「そらビ」の“宇宙飛行士部”とは?
東京・日本橋を「宇宙の最先端」が学べる場に JAXAや関連企業の力を結集
ホリエモンが北海道で仕掛ける「宇宙ビジネス」の展望――くだらない用途に使われるようになれば“市場”は爆発する
堀江貴文に聞く インターステラテクノロジズと民間宇宙ビジネスの現在地
堀江貴文氏「正直、機体の動作はパーフェクト」 インターステラテクノロジズ「ねじのロケット」が同社2度目となる宇宙空間の到達に成功
ホリエモンが斬る「ビットコインで大損した人たちを笑えない事情」
ホリエモンが「次の基幹産業は宇宙ビジネスだ」と断言する理由
堀江貴文氏「積み重ねが結果に結びついた」 インターステラテクノロジズ「TENGAロケット」が宇宙空間に到達
インターステラテクノロジズのロケット「えんとつ町のプペル MOMO5号機」、打ち上げ実施も宇宙空間に到達ならず
ホリエモンが政治家に頭を下げてまで「子宮頸がんワクチン」を推進する理由
インターステラ稲川社長が語る「SpaceXの偉業を支えた“天才技術者”」 民間による有人宇宙飛行成功の原点とは?
宇宙開発は製造業からインフラ・情報産業へ――インターステラテクノロジズとアクセルスペースが描く宇宙ビジネスの展望
インターステラが今夏に「ねじのロケット」を打ち上げ 花キューピットのバラを宇宙空間へ
ホリエモン出資のロケット「MOMO5号機」が5月2日に「打ち上げリベンジ」 新型コロナの影響で無観客打ち上げ
新型コロナで苦渋の決断――ホリエモン出資の宇宙ベンチャー・インターステラ稲川社長が“打ち上げ延期決定前”に明かしていた「人材育成と成長戦略」
ホリエモンとの出会いが人生を変えた――インターステラ稲川社長が語る「宇宙ビジネスの未来」
ホリエモン出資のロケットを開発、インターステラ稲川社長が目指す夢「早期に小型衛星ビジネスに参入」
ホリエモンが北海道“ロケットの町”で次の一手 「堀江流レストラン」開業に奮闘
僕の足を引っ張らない社会を作る――ホリエモンが演劇をアップデートする理由
超小型衛星4機を打ち上げ アクセルスペース中村友哉CEOが語る「民間宇宙ビジネスの未来」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング