日産の21年上半期決算をみると、売上高は前年同期の3兆927億円から8543億円増の3兆9470億円とされている。営業利益は、同1588億円の赤字から2979億円増の1391億円に、当期純利益も同3300億円の赤字から4986億円増の1686億円と、両方とも黒字に転換した。同社の広報担当者は以下のように説明する。
「事業構造改革『NISSAN NEXT』は着実に進展しています。NISSAN NEXTの取り組みにおいて、強固な事業基盤の確立と価値の創造に集中してきました。そして、今こそ事業の再生から未来の創造へとカジを切る時と考え、これからの10年に向けたビジョンとロードマップを示すNissan Ambition 2030を発表しました」
将来への投資をする狙いについてはこう話す。
「電動化を始めとするCASEへの対応のために継続的投資は不可欠です。日産はこれまでも他社に先駆けてインフラの整備なども含めEVへの投資をグローバルに行ってきました。Nissan Ambition 2030では電動化を長期的な戦略の中核に据え、今後5年間で2兆円を投資し、車両の電動化と技術革新を更に加速していきます。
また、ルノー、三菱自動車とのアライアンスという他社にはない強みも日産にはあります。今後も共にビジネスチャンスを最大限活用し、事業運営を図っていきます」
近くアライアンスの具体策が発表されることから、その内容に注目だ。オミクロン株の経営への影響については以下のように話した。
「日産は強力なBCP(事業継続計画)を持っています。それは自然災害やさまざまなリスクをカバーしたコンティンジェンシープランですが、COVID-19のような未曾有の危機において、感染がこの先どうなるかを予測することは困難です。従って、いつ不測の事態が発生しても柔軟かつ機動的に対応していける準備を整えることが重要だと考えています」
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