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ちょっと気になるネットの話題「ねとらぼ」
ディストリビューションは、アジア圏を西に行くほど多様化し、混沌としています。日本はまだ種類が少ない方であり、韓国などでは派生ディストリビューションがあふれています。いかにプラットフォームとして整備されたものを提供できるかが見せ所でしょう。ちょっとしたパッチの追加やその場限りの工夫で、ディストリビューションを改良した、と言うようでは製品保証にはなりません。むしろ、良かれと思ってあてたパッチが、長期に見ると足かせとなってしまうことも多いのです。 気になるサンとの協業はZDNet 2003年のLinuxデスクトップ展開はどのように考えていますか。 平野 機能的な面でもLinuxは第2世代に入りました。カーネル2.4の登場とともに、コンパイラやライブラリも一新されています。カーネル2.4がベースとなったことで、デスクトップの機能や、GUI上での設定ツールにも目を向けるなどの拡充が行われているのです。Red HatLinux 8.0では、GNOMEとKDEを統合したデスクトップテーマが採用されており、アイコンを統一的にデザインし直すという試みも行いました。さらにオフィススイート「OpenOffice.org」を標準採用したのもこの流れです。 ZDNet SUN LinuxはRed Hat Linux 7.2がベースとなっていますが、サン・マイクロシステムズが2003年に発表されるデスクトップ構想について、現時点で何かやり取りされているのでしょうか。 平野 これについては、レッドハットがコメントすることではなく、サンがどのようなアプローチをするのかがカギとなっています。私自身、2002年8月に開催されたLinuxWorldの会場でサンのLinuxを見ましたが、PCの起動時にレッドハットロゴが目に入りました。米レッドハット社員の中には、「記念に」デジタルカメラで撮影した者がいたほどです。個人的には、サンのLinuxサポートをレッドハットがやってあげたいですね。 ZDNet 低迷する日本経済ですが、どのように取り組めば乗り越えられるとお考えでしょうか。 平野 低迷とはいえ、企業各社はITへの投資予算を比較的持っています。欧米では、ITに投資する権限をCIOが握っています。CIOは、システムの導入コストだけを短期的に考えるのではなく、5年先程度までの運用面管理手法や、コストを徹底的に分析しています。 CIOには幅広い知識が必要であるわけですが、ハードウェアについては世の中全体の流れを見ながら、自社でのSPARCサーバをどの程度IAサーバに移行させるべきか、といった先見性も必要なわけです。IAサーバを検討すると、導入だけでなく運用、管理など、運用管理要員のスキルアップも考慮する必要がありますが、結果的にLinux採用を決めるというパターンが定着しつつあります。日本でもすでにこの流れが見られ、2001年後半からは問い合わせの質が変わってきています。欧米のCIO的発想でアプローチされることが多くなっています。2003年はとても楽しみですね。
関連リンク レッドハット [聞き手:木田佳克,ITmedia]
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