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ちょっと気になるネットの話題「ねとらぼ」
森 アクセンチュアについては、この状況でも対前年度13%の売り上げ増を記録しました。ITサービスの分野ではほぼ、アクセンチュアとIBMが2大勢力となっています。 顧客企業を業種別に見ると、通信やハイテク業界の仕事が増えてきています。また、電力やガスといったユーティリティ、電子政府構想を受けた自治体のプロジェクトの受注も多い。金融以外は概ね好調です。銀行にも勇気を持って、アクセンチュアのような外部のプロフェッショナルを使ってほしいですね。 現在、アクセンチュアの従業員はおよそ7万5000人に上ります。これからはコンサルティングだけでなく、自らリスクをとってバリューを作り出す形のビジネスも展開していきます。例えば、顧客企業のコアコンピタンスの部分についても、戦略的なアウトソーシングサービスとして引き受けていきます。事例としては、英国2位のスーパーであるセンズベリーや、ブリティッシュテレコム、ケーブル&ワイヤレスなどがあります。 ZDNet 同じ業界のプライスウォーターハウスが、IBMと統合したことについては? 森 これはアクセンチュアにとってプラスの効果があります。ハードウェアやネットワーク製品は、ユーザーの観点から見て、はっきり言えば余っているのが現状です。ビジネスとしては、ハードウェアやネットワークには関わらず、サービスやソリューションのサプライヤーとして仕事をした方がずっとメリットは大きいのです。 ZDNet 経営者はITツールによって自社の状況を客観的なデータで把握できるようになっていますが、これからの経営者に求められることは? 森 これまでの経営者はあまりアナリティカルではなかった。実際、ある大手スーパーの経営者でも、感覚的に商品を発注し、大量の売れの残りを発生させ、仕方なくバーゲンでさばくといったケースが多かった。しかし、バーゲンで売ったのでは儲からないのです。これからの経営者はデータを重視して、ROIの向上をしっかりと意識しないといけない。 ZDNet 2003年のポイントは? 森 日本の企業はIT投資の効果が低いところが多い。2003年は、IT ROIを引き上げるために、もっとIT投資を増やしてもいいのではないか。2003年は業界の再編がまだあるでしょう。日立と三菱電機がシステムLSI事業を統合するなど、半導体業界にも合併が進んでいます。パソコンについても、現在NECや日立、富士通など6社ほどの国内メーカーが生産しています。この市場も統合が進み、デルコンピュータやIBM、ヒューレット・パッカードと競争していくと考えています。 その意味で、アクセンチュアは、「ポストマージインテグレーション」に力を入れます。これは、みずほ銀行でも見られたように、大企業同士が統合する場合、システム統合がカギになるからです。業種的には引き続き、通信、ハイテク、電力およびガス、また各自治体にもフォーカスしています。 ZDNet 社員にはどんなメッセージを送りますか? 森 常に自分のマーケットバリューを意識して、スキルを育てるよう努力することが重要だと伝えています。
[聞き手:怒賀新也,ITmedia]
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