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» 2016年12月26日 14時32分 公開

スマート照明の定番、フィリップス「Hue」マスター術山本敦の「体当たりッ!スマート家電事始め」(5/5 ページ)

[山本敦,ITmedia]
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いろんなHueをミックスして使えば快適

 とはいえ、今そろっているHueシリーズのラインアップも「合わせ技」を使って組み合わせれば十分に明るく、一段と快適な照明環境をわが家に作ることができる。アプリやDimmerスイッチを使いこなせば、一昔前には高値で販売されていた室内調光システムに迫る高機能なコントロールができてしまうから、やっぱりHueはすごいヤツだ。

 例えばリビングで、薄型テレビやホームシアタープロジェクターを使って大画面シアターを家族みんなで楽しむのなら、テレビラックの背中にHueライトリボンプラスを設置してみてはいかがだろうか。映画を観るときは部屋のメインライトとして設置したHueホワイトグラデーションを消灯。サイドテーブルにはHue Goを置いて、ドリンクや軽食が手に取りやすいようにうっすらと照らしておこう。

Hueライトリボンプラスをテレビラックの裏側に配置。緑色の灯りに設定するとサッカーの映像では緑色の芝生がさらによく映えた
リボン状のLEDの背面が両面テープのようになっている。好きな長さにハサミで切って使えるのが便利

 Hueライトリボンプラスを使ってテレビの背面を照らす効果は、映像の世界にいっそう没頭できるからだ。フィリップスでは欧州など海外向けにスタイリッシュな薄型テレビも展開している。その多くのモデルは「アンビライト」と呼ばれるLEDランプをベゼルの外周に搭載していて、画面に表示される映像コンテンツに合わせてLEDの色や明るさを自動調節してくれる機能を搭載している。そんなことをして何のメリットがあるの? と思われるだろうが、実はこの調光効果がパネルに映る映像のコントラスト感を引き締めて、色彩もより自然に感じさせてくれるのだ。筆者も海外のイベントなどの機会に何度かアンビライト搭載テレビを視聴しているが、不思議とテレビが光っていることの違和感を覚えることはなく、映像に没入できるプラスの効果はしっかりと感じられる。初めて体験した時には、照明家電のマイスターであるフィリップスらしいユニークな発想に舌を巻いた。

 スマホアプリの完成度の高さも含めて、フィリップスのHueシリーズは今のところスマート家電の中でもトップクラスの高い完成度を誇る製品だ。2016年のIFAでフィリップスは、今後はさらにクラウドソリューションも生かしながら「ヘルスケア」の視点に注力しながらスマート家電関連の製品とサービスの開発を加速させていくと宣言していた。Hueホワイトグラデーションで提案している「サーカディアンリズム」をはじめ、ヘルスケアの観点から映像や音楽もより心地良く楽しめるスマート照明などが、これからシリーズの新製品として出てくる展開も大いに期待できるのではないだろうか。

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