「OK」は日本人が思うほどポジティブな表現ではないネイティブに伝わるビジネス英語(2/2 ページ)

» 2013年03月06日 08時00分 公開
[デイビッド・セイン,Business Media 誠]
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プレゼン時に活用頻度の高い表現

 ここからは、いくつか例文を紹介します。

早速プレゼンを始めよう

  • This first slide shows the secret to decreasing your costs. (ではモニターをご覧ください。)

 モニターがスライドを映し出せば必ずみんなが目を向けます。「まずは、コスト削減の秘訣をお見せしましょう」のようなインパクトのある言葉でアピールしましょう。


  • This graph shows a serious threat to our business. (こちらの資料をご覧ください。)

 This graph shows ……の後に何が分かるのかを具体的に言います。直訳すると、「このグラフで、我が社のビジネスに対する深刻な脅威が分かります」になります。


その意見には、反対!

  • Is there a better way? (反対です。)

 I'm against is.では敵を作ってしまいます。「もっとよい方法はありませんか?」と言って「今のやり方に賛成していない」すなわち「反対である」という気持ちを伝えます。


  • I think it'll work if we can make a few changes. (厳しいと思います。)

 全否定する前に少々の変更や手直しを勧めて「ちょっと手直しをすればうまくいくと思います」と言ってみましょう。


納得! 賛成です!

  • It looks like a success to me. (成功すると思います。)

 「私には成功したも同然」という、成功を信じている力強い言い回し。I think it'll succeed.だと、「まあ成功するかもしれないね」というニュアンスです。


  • I really like it. (それはいいと思います。)

 I think that'll be okay.だと、「まあいいね」というニュアンスであまり積極的なイメージがありません。笑顔と共にI really like it.で前向きな響きを持たせます。


プレゼン終了時のあいさつ

  • So, as you can see, the advantages of this plan are obvious. (ぜひともこの企画の採用をお願いします。)

 直訳すれば「お分かりのように、この企画の利点は明らかです」。Please adopt this plan.は「頼むから、採用してください」のニュアンスで、ビジネス向きではありません。


  • Thank you. (以上で終了させて頂きます。ご静聴ありがとうございました。)

 終わる場合にはThank you.やThanksと簡潔に。



 次回は打ち合わせや会議の時に使うフレーズを紹介します。

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