お金持ちになるための「2つの法則」:年収1000万円の貧乏人(2/2 ページ)
周りに流されて何も考えずに生活していると、いつまでたっても資産を増やすことはできません。しかし、お金持ちになることはそれほど難しいことではありません。今回は、お金持ちになるための2つの法則を紹介します。
複数の収入源をもつことの大切さ
「新卒で入社した会社で一生懸命働いて、マイホームを買う。そして定年までその会社でサラリーマンとして頑張る」
耳にタコができるほど聞いていると思いますが、こうしたモデルはすでに崩壊しています。企業が成長を維持できなくなっている今、終身雇用、右肩上がりの昇給は当たり前ではなくなりました。だから、昔の人生設計を今の時代に当てはめようとすると、おかしなことになります。
会社は定年まで面倒を見てくれませんし、給料も右肩上がりが続くわけではありません。そんな中、長期のローンを組んでマイホームを買うのは危険な行為です。リストラされるリスクを考えれば、家賃の低いところに引っ越して生活の固定費を下げることができる賃貸生活のほうが合理的です。
いくらサラリーマンとして一生懸命働いても、生涯の雇用が保障されているわけではありません。そうした状況を理解していないと、会社にしがみつくことだけを考える、どうしようもない社員になってしまうのです。
現在の経済環境の中では、収入源を複数化することが大事になってきています。
株式の配当で毎年まとまった収入がある状況を目指すのもいいですし、私のように不動産で毎月安定した家賃収入が入ってくる状況をつくるのもいいでしょう。事業家としてビジネスの良し悪しを判断できるのであれば「事業や知り合いの会社に出資して配当を受け取る」というのもよい方法でしょう。
そのためには繰り返しになりますが、次の2つの法則を活用しなければいけません。
お金持ちになる法則
- その1 自分のために働き、自分のお金をつくる
- その2 自分のお金を働かせて、お金を生ませる
今回は主に、法則その1を守るのがいかに難しい社会なのかを述べました。
ただ、これを守るのは、習慣化すればそれほど難しくありません。ひとまず、もらった給料の1〜3割を貯金箱(貯蓄用の通帳)に入れてしまうのです。そして残ったお金でその月の生活費の予算分けをして、その予算内で生活する。ただそれだけです。
シンプルですが、とても重要な行動です。この習慣がない人は、いつまでたっても自分のお金を作れません。
次回は、労働者と資産家の「お金の流れ」について。
関連記事
- やっぱり英語ができる人は、年収が高い?
転職サイトを運営するビズリーチが年収750万円以上のビジネスパーソンの英語力を調査した。その結果……。 - スマホ地図を利用している――役職・年収高い人が使う傾向
ビジネスシーンでスマホの地図アプリを利用している人はどのくらいいるのだろうか。ビジネスパーソンに聞いたところ、26.9%が「スマホ地図を利用している」と回答した。ゼンリン調べ。 - なぜ給料が二極化するのか? 年収200万円と800万円の人
景気低迷の影響を受け、給料は下がり続けている――。そんなビジネスパーソンも少なくないだろう。では、今後10年間はどうなのか。リクルートで働き、中学校の校長を務めた藤原和博さんに「10年後の給料」を予測してもらった。 - 転職した人に聞く、年収はどうなった?
あなたはなぜ転職をされたのですか? 2012年6〜11月の間に転職をした人に聞いたところ「会社の将来に不安を感じて」を挙げる人が最も多かった。リクルートキャリア調べ。 - 独身男性に聞く、結婚後、奥さんに働いてほしいですか?
結婚後、奥さんに働いてほしいと思っている人はどのくらいいるのだろうか。20代以上の働く独身男性に聞いた。モッピーラボ調べ。 - 消費税アップの前か? 後か? 住宅購入のポイント
アベノミクス効果による景気回復傾向が鮮明になり、来年4月からの消費税アップが現実味を帯びてきます。消費税率アップで、人生最大のお買いものである住宅購入はどうなるかを考えてみましょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.