早さと使い勝手が魅力「A5403CA」:ケータイカメラ画質研究ラボ(1/4 ページ)

» 2004年01月07日 15時01分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

オレンジ色が鮮烈なA5403CA(銀色のモデルもあるが)。サブディスプレイの上に地球と月のような感じで、レンズとライトが付いている。撮影時には下にある「au」と書いてある乳白色の箇所が点灯する

 申し訳ない、と新年早々お詫びいたします。いや、「A5403CA」の画質レビューは昨年末のうちに掲載されていなければならなかったのだが、間に合わなかったのだ。なんとか間に合うように原稿は仕上げていたのだが、用意した作例の画質に首をかしげたのである。普段は編集部から端末を借りてそれで作業をするのだが、今回だけは私物のA5403CAを使って作例を用意していた。手元にあるのにわざわざ別途用意してもらう意味もないしね。

 ところが、どうも撮れた絵がヘンなのである。明らかな故障なら話は早いが(取り替えてもらうだけだし)、そうではなく、かといって今までのカシオの端末を見た感じやカメラ付きケータイの最近の画質レベルを考えると、画質が悪い。撮影された色がヘンなのだ。

 結局、別の端末をカシオから取り寄せて、新たに作例撮影からやりなおしたため、遅れてしまったのだ。そうしたらきちんと正常と思われる絵が撮れました。申し訳ない。まあ内情ではあるのだが、個体によるバラツキはどんな製品にもあるわけで、経験から「これはちょっとおかしいかも」と思ってメーカーに問い合わせるのはたまにある話なのだ。

 気を取り直して始めよう。

シンプルで扱いやすいカメラ

 A5403CAはau初の200万画素オートフォーカス(AF)付きケータイで、BREW対応でない以外はかなりハイエンドな端末といっていい(2003年11月の記事参照)。

 カメラは蓋のヒンジ付近に付いており、デザイン的には普通のカメラ付きケータイ。特に200万画素だからといって“閉じたまま横位置で撮れたり”ということはない。そのあたりは前モデル「A5401CA」(2003年6月の記事参照)を踏襲している。

 カメラモードに入るには側面のシャッターボタン長押しか、十字キーの左上にあるカメラボタンを使う。シンプルな操作ですぐカメラが使える。

 撮影時のモードは静止画だけで全部で8種。といっても、そのうち3つはパノラマやカップリングショットというカシオならではの特殊撮影系なので、通常カメラとして使うのは5つだ。ケータイ(120×160)、壁紙(240×320:QVGA)、VGA(640×480)、SXGA(1280×960)、UXGA(1600×1200)。前者2つは縦位置で、後者3つは横位置で記録されるのが特徴だ。

 VGA以上のときは自動的に横位置での撮影になる。これはちょっと残念。縦か横かどちらで保存するか選べるとか、側面シャッターを押したときは横位置とみなすとか、なにかあってもいい。

 この撮影モードは[1]キーを押すと順番に切り替わるが、8つもあるので大変。逆順で切り替えるショートカットキーも用意してほしかった。時にはメニューから呼び出したほうが早いだろう。

 ディスプレイにはこのようにオーバーレイの形でさまざまな情報が出るが、画像は右側を上にした横位置で記録される。円形十字キーの左右の下側にあるボタンが、パンフォーカスやAFロックに相当するので操作はしやすい。右画面のこのショートカットを覚えられるかどうかはかなり重要なポイント。特にマクロやライト、モード切り替えなどはよく使う

 画質はファイン、ノーマル、メールの3種類。「メール」はなかなかユニークで、SXGA以下の解像度の時に現れる。ファイルサイズをauの添付ファイル上限である100Kバイト以下に納めるモードだ。ただそれ以外のときでも撮影後にVGA解像度に落としてメールする機能はあり、そのへんは非常に柔軟だ。UXGAで撮影しても、保存時に「Eメール」を選べばそれをケータイか壁紙(QVGA)かVGAサイズにリサイズして(もちろん元の画像は別途保存してくれる)送ってくれる機能もある。

 シャッターボタンは2つ。センターボタンか側面のシャッターボタンだ。AF付きではあるがどちらもシャッターも押してからおもむろにAFが動作するタイプで、半押しはない。その代わり、2つのフォーカス関連ボタンが用意されている。

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