携帯専門ショップで有名なところとしては、地下鉄旺角(モンコック)駅すぐそばの「先達広場」というビル。この中には携帯専門ショップが何十軒も入っている。また、ツアー旅行向けのホテルの多い尖沙咀東(チムサーチョイ東)や、ガラクタ街と呼ばれる地下鉄深水捗(シャムスイポ)駅そばの鴨寮街などにも、携帯専門店がたくさん集まっている。
携帯専門店の販売価格は、街中の家電店(定価販売)などよりも若干安いことが多い。ただし、クレジットカードの利用には手数料がかかったり、使えない店もある。
ショーケースを見てみると、香港で正規に販売されている端末以外にも、海外から輸入してきた最新端末が並んだりと、端末バリエーションは広い。ヨーロッパで売られている海外のiモード端末がなぜか売られていたりして、マニア的には面白い。ただし、小規模な店が多いため在庫数は比較的少なめ。
中古端末を販売している店もある。中古は、傷み方の程度や付属品の有無がまちまちだが、格安のものを見つけることもできる。通話だけできればいいなら、格安の中古本体とACアダプタだけを買うのも手だ。
小規模な店など、店内に入るのにちょっと躊躇してしまうかもしれないが、旅の恥は掻き捨て。ひとまず店内に入ってみよう。フレンドリーな店員がいれば、あれこれ聞いてみるのもいいだろう。街中の大手家電店と違い、値段交渉もできるかもしれない。オマケとしてケースをつけてくれたり、2度目に訪問したらサービスしてくれたり、などと個人商店の雰囲気を持っているのが携帯専門店だ。
プリペイドSIMカードは、街中のセブンイレブンやサークルケー(香港ではオーケーと呼ぶ)などのコンビニでも売られている。夜中に香港に到着、すぐにプリペイドSIMカードが買いたいという場合などは、ホテル近くのコンビニに駆け込んでみよう。購入に身分証明書が不要なため、何の問題もなく購入できるはずだ。ただし、取り扱っているのは一部の通信キャリアのプリペイドSIMカードだけである。
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