津田氏が「ドコモ時代」に話していたこと:Mobile Weekly Top10

» 2004年08月19日 23時13分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 ボーダフォンの新社長として紹介された津田志郎氏は、かつてドコモの副社長を務めた人物。もちろん、記者会見にも登場しており、ドコモを代表した発言を多く残している。

 その様子は、ITmediaの過去記事から振り返ることができる。津田氏がどのような場で、どのようなセリフを残しているのか、簡単に振り返ってみよう。

 2001年4月には、津田氏がFOMA導入に向けて「UIMロック」をかける方針を説明している(2001年4月26日の記事参照)。UIMロックとは、特定のキャリアの端末以外ではUIMカードが動作しないよう、制限をかけることを指す。

 津田氏は、「(端末とUIMカードの)個別販売を行うと混乱する」と発言。欧州のように、端末とUIMカードが別々に販売される状況(8月5日の記事参照)を作り出す意志がないことを明示している。ちなみに、この際の肩書きは「津田常務」だった。

 2002年12月には、FOMAがいまひとつ普及しない現状についてコメントしている(2002年12月10日の記事参照)。「PDCに(FOMAが)機能の点で劣っているという指摘を受けた」(同氏)。

 504iシリーズとFOMAでは、「もともと位置づけはFOMAのほうが上だが、技術開発の難しさなどにより(どちらがハイエンドかという関係が)逆転していた」。いまでこそハイエンドの座をゆるぎないものにしているFOMAだが、当時は高機能端末という印象が薄かったことも分かる。津田氏は、「来年(2003年)の春が1つの節目。現在開発中のFOMAとPDCのデュアルモードの端末を投入する予定だ」と話し、巻き返しを期している。

 2003年8月には、日本で使っている端末をそのまま海外に持ち出して使える端末ローミングの実現を目指し、講ずべき施策を口にしている。「GSM/W-CDMAのデュアル端末をわれわれの手で開発していこうと思っている」(2003年8月7日の記事参照)。

 同氏によれば、理想は「PDC/GSM/W-CDMAのトリプルモード」。だが技術的に難しいことから、欧州のGSMとW-CDMAのデュアルモード端末を開発することを計画しているという。

 こうして見ると、改めてFOMA導入、およびW-CDMAの発展に向けたコメントが多いことに気が付く。ボーダフォンは現在、2Gから3Gへの切り替えが課題と見られている。FOMAの立ち上げに苦労した津田氏が、ボーダフォンで3Gサービスに関連してどんな発言をしてくれるのか。今から楽しみだ。

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