少なくとも「財布の中」では共存する（？）EdyとSuica：Mobile Weekly Top10

[杉浦正武，ITmedia]

ITmedia Mobile
Weekly Access Top10

8月19日〜8月25日

1位 携帯“デザイン”の役割

2位 JR東が「Suica携帯」に求める条件とは？

3位 電子マネー戦争「SuicaとEdyは競合する」〜JR東

4位 W21SA、早々とランクイン　〜V602SHは「金メダル」獲得

5位 「Motorola製FOMA」2005年春に登場か？

6位 au端末価格の現在〜「W21SA」関東でも発売

7位 “膨張した”ゴムカバーの対処法

8位 Bluetoothに感動し、タッチパネルに戸惑った

9位 FeliCa対応FOMA「F900iC」徹底攻略

10位 全部入りの「W21SA」、“この機能”が面白い

　先週のトップは、カシオ「A5406CA」のデザイン担当者へのインタビュー記事。2位と3位には、JR東日本への取材記事がランクインした。

　そのJR東日本は、Suicaの電子マネー機能をビットワレットの「Edy」に対抗できる規模にしたい様子。駅構内での利用にとどまらず、市中でも使えるようにすべく、担当部署を増員して提携交渉に本腰を入れている。

　ところで先日、SuicaでJRの改札を通過できないことがあった。残額も残っているはずだし、なぜか……と考えたところ、理由あって財布の中にSuicaを2枚入れていることに気付いた。これでは、読み取れないはずだ。

　Suicaを2枚、というケースでなくても、複数のFeliCaカード同士が干渉して、読み取りがうまくいかないケースはある。FeliCaの無線通信で、同じ周波数でデータが衝突する（コリジョン）ためだ。

　もっとも、これを回避するよう通信を整理する「アンチコリジョン機能」も開発されている。アンチコリジョン対応のカード同士では、3枚まで重ねても読み取りが可能だという（ソニーの資料参照）。

　ちなみに、EdyとSuicaなら財布の中に重ねた状態で読み取り機にかざしても、きちんとデータを読めるようだ。アンチコリジョン対応の結果なのかどうなのか、電子マネーの覇権を争おうかという2枚のカードは、いまのところ財布の中では共存できるようだ。