“光るカスジャケ”はこうして生まれた──「P901iS」(2/2 ページ)

» 2005年06月06日 20時09分 公開
[後藤祥子,ITmedia]
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ハードとしてのカスジャケにも新技術

 「今回のカスタムジャケットは、大きく2種類に分けられる。シンプルなものと柄ものグループで、それぞれ5枚ずつ」(周防氏)──という、ハードとしてのカスタムジャケットにも、新しい工夫が盛り込まれた。

 シンプルなジャケットは、「スモーク」「ディンプル」「クラフトストライプ」「クリアピンク」「クリアイエロー」の5つ。スモークとクリアピンク、クリアイエローには塗料を練り込んでいる。「特に蛍光塗料は経年劣化という問題があってこれまでは使っていなかった。材料が改良されたことから今回の素材に使っている」(周防氏)

 シンプルなジャケットは、光の動きを主役にしたもの。「背面をフルカンバスに見立て、そこを光が自由に動く──という表現をしたかった」

 ディンプルとスモークのジャケットにはサブ液晶の窓がなく、まさにフルカンバスの趣だ。「この2つは表示窓がなくても、光や文字がきれいに抜けて見える。スモークは樹脂に塗料を練り込んで、光が分散しないよう処理している。ディンプルにはハーフミラー蒸着を施し、普段は見えないドットエリアや有機ELの表示が、光ったときだけきれいに見えるようにした」

 クラフトストライプにも、ちょっとした工夫がある。「斜めに細かい線が入っているデザインだが、きっちりした幾何学的な線ではなく、手描きの線を入れている。『丸みを帯びたボディデザインに合わせるなら、手描きの線のほうが暖かみが出る』というデザイナーからの提案」(同)

 柄ものグループは、ジャケットの柄と光の組み合わせで“意味が現れる”というアプローチだ。「扇は、扇の絵柄を光で描くというイメージ。ホタルがモチーフのGEKKAは“暗闇にホタル”という概念を覆して白バックで表現した。水墨画を連想させるジャケットにホタルを模したLEDが光る」(同)

 柄ものグループの「MIZUTAMA」「GEKKA」「グラスアート」「YOZORA」「扇」


 絵柄と光で1つの世界を表現している

“数字で表現できない価値”を見せる

 P901iSを開発するに当たって“P”の企画陣は「感性を大事にするユーザーをターゲットにしたときに、彼らが求める価値は何だろう」と考えたという。

 「カメラが100万画素から200万画素に上がった──というのは、確かに分かりやすいが、今回のターゲットユーザーは、そういうことを求めている人ではない。求められるのは、“なんかいいよね、これ”という感覚」(周防氏)

 カスタムジャケットが評価されたのも、まさにここだというのが周防氏の見方だ。「カスタムジャケットで、技術的に他のメーカーが真似できないことをやったのかといえば、そういうわけでもない。でも、これがユーザーからの多くの支持を集めた。P901iSでは、これと同じところを狙った」

ITmediaでは、この記事では書けないP901iS・ドコモ端末の“隠れ情報”をモバイルサイト「ITmedia(ケータイ版)」にて掲載予定です。たとえば……

  • P901iSのワンプッシュオープンボタン、なぜ光らない?
  • 顔認証技術を活かしたアプリの隠れた楽しみ方
  • あの人とのメールは、こうして読み返す
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