昨年から継続してスリム携帯を発表し、スリム端末に力を入れている韓Samsungでは、今回の展示会でもスリムをコンセプトにした数々の携帯電話を披露した。
スリムシリーズの中でも最新モデルが「SKIN」こと「SCH-V890」だ(5月8日の記事参照)。「肌のように薄い」というコンセプトを持つSCH-V890の厚さは13.8ミリ。にもかかわらずBluetoothをはじめVOD/MOD/MP3に対応しているほか、1.3メガピクセルカメラを搭載し、FlashによるGUIを新たに適用するなど多機能だ。
一時は大型化していた衛星DMB(モバイル放送)用端末も、ここのところ小型・スリム化が進んでいる。この日韓Samsungが紹介した衛星DMB対応モデル「SCH-B500」と「SCH-B540」もスリムでかさばらない端末だった。
SCH-B500とSCHB540、2つの共通点はフラットなシートキーにある。1つ1つの数字キーに仕切りをなくしたことで、スリムさがいっそう強調されている。このキーは、最初は従来のボタンと同じ感覚で強く押してしまうものの、慣れると軽いタッチで数字が入力できる。仕切りがないため縦横に滑るように指を移動でき、メッセージ作成にも便利だった。
韓SamsungはHSDPA対応携帯「SCH-W200」も展示し。CDMA2000 1x EV-DOにも対応し、衛星DMBをサポートするなど、さまざまな通信方式でマルチメディアを楽しめる点をアピールしていた。
海外市場で販売されている端末が見られるのも、韓国の展示会では楽しみの1つとなっているが、今回も韓Samsungは、海外市場向けの最新モデルの中から先端機能を持つ数機種を紹介していた。
プログラマーを経た後、雑誌、ネットなどでITを中心に執筆するライターに転身。現在、韓国はソウルにて活動中で、韓国に関する記事も多々。IT以外にも経済や女性誌関連記事も執筆するほか翻訳も行っている。
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