インタビュー
» 2006年09月13日 08時21分 公開

「はい! こちらナントカ警備隊っ」がやりたかった男たち (2/3)

[岩城俊介,ITmedia]

どうしても「ナントカ警備隊」がやりたかった

 「腕時計型のワンセグTV。そして腕時計スタイルで通話/通信もできるように」。コンセプトは企画当初からはっきりしていた。

 開発はNECシステムテクノロジー。通信機能はW-SIMが担う。アンテナなども含めた通信のための機能がモジュール化されているW-SIMは開発側にとっても大変都合がよかった。W-SIMなしでもワンセグ放送の視聴が行え、ウィルコムと通信契約を行い、W-SIMを差すことで通話/通信の機能も追加できる仕組みだ。

 実は、既存のワンセグケータイにロゴを入れただけのようなものにする案も出た。しかしそれではオリジナリティや新しさがない(かつて行われたサントリーの「ボス電」などが有名)うえ、特定のキャリアと必ず契約しなければならないことがユーザーの不利益となることもある。なによりはっきりとしたコンセプトを当初より打ち出していたことで、それは崩れることはなかった。丸山氏はなんとしてでも腕に付けて「ナントカ警備隊」をやりたかったのである。

 本体サイズは約91.5(幅)×58.0(高さ)×22.3(奥行き)ミリ、重量約120グラムとなる。ウィルコム端末で例えると、約100(幅)×50.5(高さ)×24(奥行き)ミリ、重量約123グラムの京ぽん2こと「WX310K」くらいの端末を横向きにして腕に付けるというイメージとなるだろうか。

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 端末を開くと、320×240ピクセル表示対応の2.4インチ液晶、液晶の右側にスピーカー、ダイヤルキーと十字キーなどが現れる。ここにワンセグ機能起動用のボタンも独立して搭載される。ヒンジの右側にロッド式のTV受信アンテナが内蔵され、ワンセグ視聴時はこれを引き延ばして使用する。前面のダイヤルキーと十字キーにより、ワンセグ放送のチャンネル切り替えやボリューム調整が行えるようになっている。

 このアンテナは(W-SIM内に通信用アンテナが内蔵されているため)音声通話にまったく関わりはないわけだが、「通話するときは“シャキッ”とアンテナも伸ばす。これがデフォルトのスタイルなのです(笑)」(丸山氏)と使用スタイルまで“指定”している。ちなみに、着信時は開いてから「発話」ボタンを押し、耳に付けずに端末を離したままテレビ電話のようなスタイルで使用できる。液晶のオープンと連動してオンフック状態とする機能はないようだ。

photophoto メインスピーカーと外部マイクにより腕時計通話スタイルで使用するのが基本だが、キットにはマイク付きイヤフォンや、バンドから外して本体のみを首からかけられるネックストラップも付属する

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