「ミュージックチャネル」 vs 「EZトークコレクション」:短期ロードテスト「N902iX HIGH-SPEED」No.2

» 2006年09月25日 23時12分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 ドコモがHSDPAならではのサービスとして投入したのが「ミュージックチャネル」。あらかじめ聞きたい番組を登録しておくと夜中に番組がプッシュ配信され、いつでもどこでもラジオ感覚でトークや音楽を楽しめるというものです。

 今回は、このサービスの概要や使い勝手、auの同様のサービス「うたキャス」との比較をリポートします。

Photo N902iX HIGH-SPEEDで音楽やミュージックチャネルを聴くようになってから、イヤフォンを外すのが面倒になり、ミニプラグの接続部分だけつけっぱなしにするようになりました。ちょっとかっこわるいのですが……

ながら視聴が可能、音質も良好

 ミュージックチャネルは、トークの合間に音楽が差し挟まれる、ラジオのDJ番組のようなコンテンツです。9月25日の時点で8番組がラインアップされています。

番組名 配信
アーティスト公式チャネル 土曜日更新
iまるステ新曲キキ放題 水曜日更新
avex♪ミュウモ・チューン 金曜日更新
BEING GIZAチャネル 水曜日更新
MUSIC HYPER MARKET 土曜日更新
USENエンタメランキング 火曜日更新
レコ直♪エンタメランキング 木曜日更新
World Music Param 木曜日更新

 J-WAVEのDJ番組をそのまま配信する「MUSIC HYPER MARKET」に登録してみたところ、予想以上に音質がよく、ふだんラジオを聴く機会が少ない私には楽しめるものでした。データが端末内に保存されるため、電波状況を気にせず楽しめるのも便利です。

 ミュージックチャネルのデータは区切りのいいところにチャプターが入っており、十字キーの左右でチャプター間の行き来が可能。端末を閉じた状態でもサイドキーの長押しでチャプター間を移動できます。

Photo MUSIC HYPER MARKETでは、トークと1曲の組み合わせでチャプターが入っています。メインディスプレイに表示される画像はMUSIC HYPER MARKETではずっと同じですが、コンテンツによってはチャプターごとに変わるものもありますン

 ながら機能については、着うたフルやSD-Audio用のオーディオプレーヤーと同等で、ミュージックチャネルを聞きながらのメールの送受信やiモードサイトの閲覧、フルブラウザによるPCサイトの閲覧が可能。ただiアプリは起動できないので、iアプリゲームやサードパーティ製のフルブラウザアプリを利用しながら番組を聞くことはできません。

 ミュージックチャネルを聞いているときにメールや通話が着信すると、それぞれの着信音に切り替わって番組は中断されます。通話やメールが終わっても自動で再生は再開しないので、決定キーを押して再開する必要があります。

 なお、番組の再生については、再生可能な期間を設定している場合と再生回数を制限している場合があり、再生回数を制限している番組では、番組の途中でプレーヤーを終了させると、それが1回とカウントされてしまうので注意が必要。メールや通話、iモードなどを利用する分にはマルチタスクでミュージックチャネルを一時停止にしておけばいいのですが、iアプリを利用するとなるとミュージックチャネルを終了させなければならず、これが1回とカウントされてしまうのは、不便なところです。

KDDIの「EZトークコレクション」と比べると

 じつはKDDIも、同様のサービス「EZトークコレクション」(4月5日の記事参照)を今年の4月から提供しています。端末にコンテンツをダウンロードして聞くというスタイルは同じですが、力のいれ具合ではEZトークコレクションに軍配が上がりそうです。

 コンテンツのラインアップを見ると、EZトークコレクションの音楽コンテンツは「ラジオ・トーク」が4サイト、「音楽」が4サイト。ミュージックチャネルとサイト数は同じですが、配信しているコンテンツの数はEZトークコレクションのほうが多く、内容も多彩です。ユーザーインタフェースもEZトークコレクションのほうが凝っており、コンテンツ購入をプレーヤー上のボタンから直接行えるなど工夫しています。今のところミュージックチャネルが勝っているのは、1コンテンツ当たりの時間が40〜50分と長いところでしょうか(EZトークコレクションは1コンテンツ約10分程度)。

Photo EZトークコレクションの音楽コンテンツサイトの1つ、「うたキャス」のコンテンツ。KDDIとNeDICが提供するこのコンテンツは、アーティストのDJ番組が多数ラインアップされるなどコンテンツの独自性が強い印象を受けます。早送りできない広告が間に入るのが個人的には煩わしいですが、無料配信なので仕方がないのでしょう

 ミュージックチャネルはまだ始まったばかりのサービスであり、今春に始まったEZトークコレクションと比べるのは酷かもしれませんが、ラインアップ次第ではHSDPAならではのコンテンツの1つになりうる気もします。今後のラインアップの拡充に期待したいところです。

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