13機種54色の新モデルを揃えたソフトバンクモバイルの2006年秋冬モデル(9月28日記事参照 )。前回の調査リポートでは80xシリーズ以上の端末に絞り、ユーザー投票の結果を発表した(11月22日の記事参照 )。今回は70xシリーズほか、残り6機種の人気を見ていく。
「705P 」が「705NK 」を僅差でかわし、一番人気となった。705Pは、J-フォン時代の「J-P51」以来となる、ソフトバンクモバイル向けパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の3G端末。厚さ約14.8ミリ、重量約103グラムの薄型軽量で、同社製端末ではおなじみの「ワンプッシュオープン」機構を備える。端末自体の人気もさることながら、約4年ぶりの再参入というのも、多くのユーザーの注目を集めた要因となるだろう。
わずかな差ながら2位となった705NKは、海外モデル「N73 」をベースとしたノキア製の3G端末だ。320万画素のCMOSカメラはカールツァイス製レンズを採用し、赤目防止機能付きの撮影補助用ライトを備えている。「702NKII 」以来のストレート端末であることに加え、よりコンシューマ向けとなったボディカラーとデザインが、ユーザーの支持を得たと考えられる。
3位の「X01HT 」は、Windows Mobile 5.0を搭載したPDAタイプのHSDPA端末。HSDPA準拠の「3Gハイスピード」に対応し、下り最大1.8Mbpsのデータ通信が行える。また、IEEE802.11b/g準拠の無線LAN機能を備え、公衆無線LANサービスでのインターネットアクセスにも対応する。法人向けであるNTTドコモの「hTc Z 」とは異なり、X01HTは個人向けに広く販売されるWindows Mobile端末ということで、多くの支持を受けたのかもしれない。
HSDPA、光学3倍ズームの500万画素カメラも──ソフトバンク、13機種54色の新モデル
ソフトバンクは10月1日のブランド変更を前に、13機種54色の新モデルを発表した。Windows Mobile搭載のHSDPA端末や光学3倍ズームの500万画素カメラモデルもラインアップ。
写真で解説する「705P」
“J-P51”以来となるパナソニック モバイル製端末「705P」。薄型ボディで定評のあったドコモ向けのP504iやprosolidより薄い、14.8ミリを実現。Bluetooth搭載でちかゲームなどにも対応する。
ストレート型ボディにカールツァイスのレンズ──「705NK」
ノキアの「705NK」は、海外モデルの「N73」がベースの3G携帯。320万画素のCMOSカメラにはカールツァイスのレンズを採用し、赤目防止機能付きのフラッシュも装備した。
写真で解説する「X01HT」
ボーダフォン初のHSDPA端末である「X01HT」は、国内のコンシューマ向けとしては初の台湾HTC製Windows Mobile端末でもある。月額1万290円が上限となるパケット定額プランにも対応しており、高速なデータ通信サービスを安心して利用できる。
写真で解説する「705N」
NEC製端末の「705N」は、厚さ約16ミリとスリムで、手の平にフィットするデザインが特徴のスタイリッシュモデルだ。「3Gお天気アイコン」やメニューデザイン機能を搭載している。
写真で解説する「706SC」
薄さ12.3ミリと、わずか500円玉7枚分のスリムさを誇るサムソン電子製3G端末「706SC」。回転式の2メガカメラや、マルチタスク機能である「スイッチバー」を備えている。
写真で解説する「705SC」
ソフトバンク秋冬モデルで唯一の縦スライドモデルが、サムスン電子製の3G端末「705SC」。スライド式では世界最薄の薄さ約12.9ミリのスリムボディで、重さ約85グラムという最軽量モデルだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.