1つの作業中に、それをそのままの状態にしてほかの作業もできるマルチタスク機能はかなり便利だ。これまでは端末独自の機能として搭載されていたが、2007年春のau新モデル(一部機種を除く)では端末共通の機能として追加されるようになった。W51CAにも、もちろん搭載される。
「タスク切り替え」機能は、メール執筆中にWebを参照する、あるいはワンセグ視聴中にメールを送受信する、といったことを各々の機能を終了せずに操作できるようにするもの。
タスク切り替えが利用できる機能は以下の通り。機能を3、4個立ち上げても、試した限りではもっさりすることはなかった。
Eメール、EZweb、EZアプリ、EZチャンネルプラス、LISMO
EZ・FM、EZナビウォーク、EZ・TV、デジタルラジオ、SD-Audio

いくつかの機能を同時起動中の待受。「A」アイコンにカーソルを合わせると中断中(同時起動中)の機能を一覧表示できる(左)。この「A」アイコンをクリックすると、起動中の機能がアイコンで一覧される(Windows PCで言うところの[Alt]+[Tab]のような感じか)。ここからアクティブにしたい機能を選ぶ(→)上記のタスク切り替え機能を活用すると、ワンセグ起動中もEメールやEZweb機能は実行できる。ワンセグ視聴中、[終話]キーで表示されるメニューから「中断する(BGM)」を選ぶと、バックグラウンドでワンセグ音声を流しながら別の作業ができるようになる。
しかし、録画中は別だった。開発途上のデモ機ではタスクを切り替えて再びワンセグに戻ると、録画は中断してしまっていた。

ワンセグ視聴中に「終話」キー。「中断する(BGM)」でワンセグ音声を流したまま別機能を操作できる(左)。録画中もタスク切り替えはできたが、ほかの機能を使った後にワンセグに戻ってみると録画は止まっていた。切り替えた時点で中断されてしまうようだ(右)W51CAのメール返信機能には、引用符付きのものではないではない、いわゆる“切り替え式の参照画面表示”機能は搭載しない。また、“着信メール表示”と“メール作成”は「Eメール」の機能の中にあるため、タスク切り替え機能も活用できない。
W51CAでは搭載されない。回転2軸ボディと2.6インチのディスプレイをいかせる機能だけに惜しいところだ。
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