さて、ワンプッシュオープンと並ぶ“P”らしさを演出していた「カスタムジャケット」は、今回投入する5機種すべての端末で省かれた。
「今回の905iシリーズはスペックを追求するというテーマがあったので、カスタムジャケットはいったん休止しましょうということにしました。少し飽きられてきたということもあり、店頭でも“売り”にしにくくなってきたこともあります。でも、デザインを自由に自分好みにカスタマイズしたいというニーズも多くありますので、完全廃止にはしないと思います」(佐藤氏)
Windows Media Video(WMV)の再生機能は、基本的には「P903iX HIGH-SPEED」の機能を継承。フルブラウザでPC向けサイトへアクセスすると、WMV形式で配信される動画コンテンツをストリーミング再生できるほか、WMVおよびH.264形式の自作動画データなどを転送して楽しめる。
再生できる動画コンテンツ(メーカー設定値) | |
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ファイル形式 | WMV、WMA、WVX、WAX、ASF、ASX |
ビットレート | ビデオ512kbps+オーディオ64kbps(再生保証値) |
フレームレート | 30fps(再生保証値) |
ビデオサイズ | QVGA(横320×縦240ピクセル) |
コーデック | ビデオ:Windows Media Video 8〜9 オーディオ:Windows Media Audio 2〜9 |
ファイル容量制限 | ストリーミング:なし ダウンロード:10Mバイトまで 自作:なし(外部メモリに保存できるサイズまで) |
著作権保護 | ストリーミング再生時はWindows Media DRM 10に対応。著作権保護されたダウンロードデータは再生不可。自作動画はDRMなしのみに対応 |
P905iで確実に再生できるWMV動画配信サイトとして、パナソニック モバイル運営の「P-Theater」やUSENの無料動画放送「GyaO」のP905i専用サイトなども用意されるようだ。P905i専用のGyaOサイトも、P903iX HIGH-SPEEDで行った実験サービスと同様に、映画やドラマ、音楽、バラエティなどの約20番組ほどを用意し、利用料無料(別途パケット通信費は発生)で発売日の11月28日から期間限定で展開する予定としている。なお、これらWMVのストリーミング再生を存分に楽しむ場合は、フルブラウザの通信も定額料金とする「パケ・ホーダイフル」も忘れずに加入しておきたい。
「“これでいける”と確信した。迷いはなかった」「現状で入れ忘れたものは、ない」──そう即答できるほどの渾身の端末「P905i」が、ここにできあがった。
P905iのダイヤルキー配列、マルチタスク操作用の[MULTI]キーが1つだけ右下にある。P904iまで[*]キーの下にあった単体の[GPS/テレビ電話]キーがなくなった(GPS機能は[1]キーに移設)ことで、キー配列が左右対称でなく、隙間もかなり空いている。見た目のバランスがちょっと悪いのでは……と思った人はいるだろうか。
開発初期は[0]キーの下にあり、左右対称をなしていたそうだ。
しかし、横向きでゲームをするとこの位置だと都合が悪いことが発覚した。リッジレーサーズモバイルは[0]キーがアクセル、[8]キーがブレーキに割り当てられている。ゲーム中にすぐ隣の[MULTI]キーを誤って押してしまうと、タスク切り替えのための「タスクメニュー」が表示されてゲームが中断されてしまう(終了されるわけではないが)。
そう、[MULTI]キーは「“リッジレーサーズモバイル”のため」にこの位置へ移されたのだという。
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