KDDIは4月11日、2008年3月期の連結および個別業績予想値の修正を発表した。
1月25日に発表した2008年3月期第3四半期の決算では、売上高と営業利益の上方修正を発表し、売上高3兆5800億円、営業利益4140億円、経常利益は4200億円、当期純利益は2200億円と予想していたが、今回売上高が160億円増の3兆5960億円となったのに合わせ、営業利益は140億円減の4000億円、経常利益は同じく140億円減の4060億円、当期純利益は40億円減の2160億円に修正した。
個別の業績予想についても、売上高が170億円増の3兆4560億円となった一方、営業利益は150億円減の3770億円、経常利益は140億円減の3870億円、当期純利益は40億円減の2160億円へと修正した。
修正の理由は、2008年3月末のauの累計契約数を3000万契約と予想していたのに対し、実際の契約数は3010万件と10万件ほど上回ったことで、販売コストなどが増加して営業利益や経常利益が減少したため。売上高自体は増えているものの、販売奨励金などが予想より大きくなったようだ。
auの契約数、3月末に3000万を突破
春需要でキャリア累計136万増、純増トップはソフトバンク──3月契約数
KDDIの2008年3月期第3四半期決算、増収増益を維持──売上高と営業利益を上方修正
「ソフトバンクモバイルの躍進、我々への影響は大きくない」──KDDIの小野寺社長Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.