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» 2008年04月30日 14時23分 公開

2007年度、最も売れたケータイは?──ドコモ編2007年度 年間携帯販売ランキング(2/3 ページ)

[岩城俊介,ITmedia]

 70xiシリーズはシャープ製の「SH704i」が唯一、年間8位、下半期4位に入った。ほかの機種は残念ながら年間ランキングには登場できなかったが、上半期はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「SO703i」、シャープ製の「SH703i」、パナソニック モバイル製の「P703iμ」、NEC製の「N703iμ」なども週間ランキングに登場し、一定の人気は獲得した。

photo 2007年春モデルの「703iシリーズ」。左上からD703i、F703i、N703iD、P703i、SH703i、SO703i、N703iμ、P703iμ
photo 2007年夏モデルの「704iシリーズ」。左上からD704i、F704i、L704i、P704i、SH704i、SO704i、N704iμ、P704iμ
photo 2008年春モデルの「705iシリーズ」。左上からD705iμ、N705iμ、P705iμ、D705i、F705i、L705i、L705iX、N705i、NM705i、P705i、SH705i、SO705i、PROSOLID μ。705iシリーズは、極薄“iμ”モデルやamadanaコラボのN705i、初の7.2Mbps HSDPA通信対応L705iXなど、特徴豊かなラインアップだった

 2007年度はワンセグが携帯の購入ポイントの上位に来るほど浸透し、出荷台数における携帯のワンセグ搭載率は2008年2月末現在、61.5%に上るほどになった。そのため、ワンセグ携帯のラインアップが他社より乏しかった2007年度上半期のドコモ端末は特にこの傾向が顕著に表れ、SH704iのほかにF904i、SH903iTVなどの「シリーズの中でワンセグを搭載する機種」へ人気が集まった。もちろんこれら機種はワンセグだけでなくそのほかの機能やデザイン、使い勝手なども購入ポイントになるが「そのほかの機能の条件を満たしつつ、ワンセグもある」が大きな決め手になったと思われる。

新たな携帯購入制度の導入で、売れ筋が急激に変化

photo 新ドコモ宣言」のスローガンと新コーポレートロゴを掲げるNTTドコモの中村維夫社長。2008年7月にコーポレートブランドロゴとコーポレートカラーを一新する

 ドコモは905iシリーズの発売に合わせ、2007年11月に新たな携帯購入制度を導入した。この結果、他社と比べて新機種の値段が高いと判断され、新機種の登場で値下げされた旧機種の人気が逆に高まっていた傾向が大きく変わった。

 905iシリーズは発売と同時に人気機種となり、売れ筋が904iシリーズから一気に移る結果になった。このことは2006年の販売ランキングを確認すると理解しやすく(総合、下半期ともに2005年冬モデルの902iシリーズがランクイン)、2007年度ランキングではこの名残が唯一SH903i(2006年冬モデル)に表れている。

 なお、この新携帯購入制度は分割で購入でき、初期費用を安く抑えられるメリットがあるが、ユーザーは実質1年から2年の継続契約が条件になる。このため、2008年度の販売数は2007年度より落ち込むと予想される。そのほか、スリムなスライドボディと使い勝手のよい操作性で人気だった三菱電機製端末はD905i、D705i、D705iμの投入を最後に携帯電話端末事業から撤退を決め、ソニー・エリクソンのドコモ向け端末開発に関する撤退報道があったことも記憶に新しい。ソニー・エリクソンは「ドコモ向けの商品化計画について一部見直しを図っていることは事実だが、今後も開発を含めてビジネスは継続する」とコメントを残しているが、携帯メーカーが再編・淘汰される傾向にある状況も端末販売に少なからず影響を与えそうである。

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