京セラ製のSANYOブランド端末「W61SA」は、スライドを閉じた状態ではキー類が全部隠れるフルスライドスタイルを採用した端末。ディスプレイ面にタッチセンサーを備え、閉じた状態でもワンセグや音楽再生操作ができる。
スライドを閉じた状態で、このタッチセンサーを使いメールやブラウザを操作できるのか、という質問が寄せられたが、タッチセンサーではメールやブラウザの操作はできない。タッチセンサーは、スライドを閉じたときに側面の[マルチ]キーを押すと表示されるクローズメニューでの項目選択時と、ワンセグ、フォト、LISMO Player、FMラジオ、デジタルラジオで利用できる。スライドを閉じたままタッチセンサーを使って電話をかける、メールを閲覧する、Webブラウジングする、といったことはできない。
ワンセグの録画中に、通話、メール、ウェブなどほかの機能を利用しても問題なく録画できた。ちなみに予約録画の場合は、Gガイド番組表リモコンで予約する。設定した時刻の2分前にワンセグが起動し、設定時刻になると録画が自動的に開始される。録画中もマルチ機能で待受画面へ戻れ、通話、メールなど、さまざまな機能を利用できる。
W61SAはAFと手ブレ補正に対応した199万画素CMOSカメラを搭載する。手ブレ補正は、メインカメラで静止画を撮影するときに設定できる。連写、撮影シーンの「夜景」を選んだとき、ムービーを撮影するときには設定できない。
プライバシーメールとは、登録したメンバーのメールの着信を隠す機能のことで、「W52SA」「W53SA」など過去の三洋電機製モデルで搭載されていた。残念ながらW61SAにはプライバシーメール機能は搭載されていない。
この機能はメンバー登録をした相手からのメールの表示をオフに設定すると、その相手からのメールを受信しても、受信音、着信ランプの点灯、通知画面の表示など、通常のメールが来たときの動作が起こらないというもの。とても便利な機能なので、ぜひとも復活を望みたい。
ICレコーダーも旧三洋電機製端末ではおなじみの便利機能。しかしW61SAにはICレコーダーが搭載されていない。ただ、それに似た機能として「Myボイスメモ」がある。[クリア/メモ]キーを押すと表示されるメモメニューから利用でき、最大16時間30分の録音が可能だ。ただし、メーカーに確認したところ、ICレコーダー専用機より音質は劣るとのこと。
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