ビットワレットは7月7日、リアル店舗やEdy対応ECサイトでEdy決済を利用した時に、提携サービスのポイント/マイルを貯められるポイントサービス「Edyでポイント」を発表した。
おサイフケータイにインストールしたEdyアプリから利用できるもので、7月8日から順次サービスを開始する。
ビットワレットは、自社でEdyのポイントを提供するのではなく、ポイントを提供する事業者と提携し、「Edyを使うことで提携事業者のポイントが貯められる」というスキームを用いてきた。このスキームはこれまで、ビットワレットが全日空と培ってきたものだ。
全日空のマイレージプログラム「ANAマイレージクラブ」はEdyと連携しており、全日空が発行するANAカードや、同社が提供する携帯用アプリ「ケータイ de Edyマイル」をインストールしたおサイフケータイでEdy決済を行うと、Edyの利用金額に応じてANAのマイレージが付与されるようになっていた。
「Edyでポイント」は、このスキームを全日空以外のポイント/マイレージ提携事業者にも展開するものだ。7月8日からは楽天がEdy決済時に「楽天スーパーポイント」を付与するサービスを開始、おサイフケータイ用アプリを提供する(参照記事)ほか、千趣会「ベルメゾン・ポイント」(参照記事)ともポイント連携をスタート。8月4日からはKDDIの「auポイント」とも連携する(参照記事)ほか、ヤマダ電機の「ヤマダポイント」(参照記事)、TSUTAYAの「Tポイント」なども貯められるようになる予定だ。
どのポイント/マイルシステムとEdyをひも付けるかは、ユーザーがEdyアプリから選べるようになっている(そのために、カードではなくおサイフケータイ用アプリとして提供される)。
事業者名 | ポイント名 | サービス開始時期 |
---|---|---|
全日空 | ANAマイレージクラブ | 対応済み |
楽天 | 楽天スーパーポイント | 7月8日 |
千趣会 | ベルメゾン・ポイント | 7月8日 |
KDDI | auポイント | 8月4日 |
ヤマダ電機 | ヤマダポイント | 2008年8月 |
TSUTAYA | Tポイント | 2008年秋 |
Edy機能を搭載したカード・携帯電話の累積発行数は、7月現在で約4100万。このうち、約800万台は携帯電話(おサイフケータイ)で発行したものとなっている。ANAマイレージとの連携が普及した結果、これまでおサイフケータイでEdyを利用する層は20〜40代の男性ユーザーが中心だった。「複数のポイントを利用できるようにすることで、幅広いユーザーを獲得したい」(ビットワレット)
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