移動局実車両でスーパー3G速度の体験、モバイル放送からバッテリーまで近未来の技術も──NTTドコモブースワイヤレスジャパン2008(2/2 ページ)

» 2008年07月24日 02時38分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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 2011年のアナログテレビ停波後にサービス展開を図るのがモバイル放送「ISDB-Tmmモバイルマルチメディア放送」。ドコモとフジテレビ、伊藤忠商事、スカイパーフェクトコミュニケーションズ、ニッポン放送の5社は合同会社とする「マルチメディア放送企画LLC合同会社(MMBP)」を設立し、高品質な映像ストリーミングサービスを展開したい考えだ。同様のサービスはクアルコムとKDDIが共同出資する「メディアフロージャパン」やソフトバンクが出資する「モバイルメディア企画」もサービスの展開を画策する。

 ISDB-Tmmは自動的にコンテンツをダウンロードして蓄積していくことで受信環境に影響せず利用でき、通信機能と連携した各種データ(番組表データなど)も取得可能。放送波で万一受信できなかったコンテンツの一部を通信で補完する仕組みや地上デジタル放送(ワンセグ)など、ほかのISDB-T方式との技術共有も可能である点などを強みとする。

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photophoto ISDB-Tmmモバイルマルチメディア放送。SH905iTVをベースにした試作端末で視聴するデモも展開する

photophoto 2008年夏モデル各種を実際に試せるタッチ&トライコーナー
photophoto PRADA、amadana、Francfranc、STNY by Samantha Thavasa。ドコモもブランドコラボ端末が増えた
photophoto オムロンヘルスケアと共同で展開する「ウェルネスプラットフォーム」。携帯とヘルスケア製品を連携し、“バイタルデータ収集基盤”ゲートウェイを経由して健康指導機関やヘルスケア関連企業へITインフラを利用したデータ提供が行える。医療・健康データの通信プロトコル「IEEE11073」を考慮したデータフォーマットをサポートする(左)。「ブラックベリーインターネットサービス」(月額3045円/FOMA回線利用料、パケット通信料別)の開始で個人ユーザーも利用できるようになるBlackBerry(右)
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photophoto 法人契約の端末の状況を管理者が制御できる「ビジネスmoperaあんしんマネージャー」、入室認証やオフィス機器の使用認証を携帯で行えるようにするソリューション「カイスマート」、無線LAN搭載携帯で発着信ワンナンバーを実現する「IPセントレックスワンナンバー」、無線LAN携帯で実現する企業通信システム「PASSAGE DUPLE」。onefone(N906iL)の利用でIEEE802.11a通信にも対応する
photo ほっと一息「ケータイ充電バー」も。リチウムイオン充電池を内蔵する標準オプションの「FOMA補助充電アダプタ 01」(3150円)でFOMA端末を無料で充電してくれる。本体重量は71グラムと軽量、充電して繰り返し使えるので緊急用として1つカバンに入れておくと便利そうだ。「いままで、展示会で携帯の電池が切れて困る人が意外にいらっしゃったようなので設けました」とのこと
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