連載
» 2008年08月15日 17時30分 公開

第3回 独特なフォルムで登場したau初のスライドWIN──「W22H」昔のケータイの中身が見たい(2/2 ページ)

[今泉博通,ITmedia]
前のページへ 1|2       

注意

  • 携帯電話を改造して使用すると、電波法違反となります。
  • 本企画で使用した端末は、分解後はリサイクルに出しています。

 W22Hのボディは、スライドヒンジを固定するネジを含めかなり多数のネジで止められている。まずはバッテリーカバーの内側にある2本のネジと、裏面のシールで目隠しされたネジ2本を外し、裏側のカバーを外す。ここを止めるネジはトルクスネジ(T-5)。するとバッテリーを装着するための平らなスペースと、miniSDスロットがあらわになる。メイン基板はプラスチックのツメで止まっているだけなので、ツメを少し開いてやると簡単に外れた。さらに下ケースと金属製のヒンジを固定する4本のネジを外すと下ケースと上ケースが分離する。内部のネジは一般的なプラスネジだ。

PhotoPhotoPhoto 裏面のトルクスネジを4本外すとカバーが外れる。その下は基板で、ケースのダイヤルキー側のツメを軽く緩めると外れる。メイン基板の表側はダイヤルキーの接点が覆っている
PhotoPhotoPhoto さらにプラスネジを4本外すと、下ケースとヒンジ部分が分離する。下部に見える白いパーツはイルミネーションパーツ。着信時などにここが光る仕組み。ヒンジは金属製だ。スライドの上下に合わせてフレキケーブルが動く様子や、スライドの上端と下端では金属製のパーツがケースに引っかかるツメが用意されているのが分かる

 下ケースを完全に取り外した後、カメラユニットの下とヒンジの下端にある黒いプラスネジを4本外すとディスプレイ面のカバーが外れる。しかしこの状態ではまだスライドヒンジはしっかり固定されている。簡単に見つかった2本のネジを外しても、びくともしない。さて、どこが止まっているのかとあやしそうなところをチェックしていくと、WINロゴの付いた薄いカバーを発見した。これをめくってみると、その下にレールを固定する4本のプラスネジが出てきた

PhotoPhoto CCDカメラの左下と右下にある2本のネジと、シャシーの下側、ヒンジの両側にある2本のネジを外すとディスプレイ周りのカバーが外れる。さらに、すぐ見つかったレールの脇のネジを2本外してもヒンジはしっかり固定されており、WINロゴの付いたカバーの下にある4本のネジを外してようやくヒンジを取り出せた

 下ケースと4本のネジで、上ケースと6本のネジで固定されていたスライドヒンジ。さすがに動作の要の部分だけあって厳重に固定されていた。スライドアシスト機構は2本のバネで構成。バネは2巻きだ。ある位置まで力を加えて押してやると、あとはバネの力で反対側へと勝手に進んでくれる。

Photo ヒンジ部のパーツはもちろん金属製
PhotoPhotoPhotoPhoto ヒンジの動きを表と裏から
Photo 上ケースと下ケースをつなぐフレキケーブル。何重にも重ねて細くしている

 ヒンジを外すと、ヒンジと一緒に固定されていたディスプレイ周りのシャシーが外せ、上ケースの裏側と液晶パネル、基板が分離できるようになる。

PhotoPhotoPhoto 液晶パネルや上ケースの基板は、2本のネジでヒンジに固定されており、ヒンジを外すと基板や液晶周りのフレームを分離できる
PhotoPhotoPhoto 上ケースの基板は比較的シンプル。大きなチップがあるが、シールドされていてチップの型番などは確認できなかった。直径14ミリのステレオスピーカーも存在感がある。カメラユニットはCCDタイプでかなりの厚さがある
Photo 液晶ディスプレイは基板に対して斜めに固定されている。当然のことながら、基板と液晶の間には最近の携帯電話では考えられないような大きな空洞がある

 最後にメイン基板を見てみよう。裏側は先ほども見えたように、バッテリーを搭載するスペースとなっており、大きなパーツはminiSDのスロットくらいだ。表側はシールドされたQualcommのMSM6500チップセットのRF部分とダイヤルキーのスイッチがある。ダイヤルキー部分を外すと、MSM6500チップセットの心臓部、MSM6500と思しき大きなチップが現れる。

PhotoPhotoPhoto 裏側はminiSDスロットがあるくらいで、ほぼ真っ平ら。表にはベースバンドチップMSM6500の主要部品が載っている。RF部分のチップは、金属製の枠で囲まれた部分にRFR6120(左上)、RFT6120(右上)、RFR6125(中央下部)を搭載する。左下のやや大きめのチップはQualcomm製のパワーマネジメントIC、PM6650
※初出時にメモリカードスロットがmicroSDとなっていましたが、正しくはminiSDです。また、ベースバンドチップはMSM6150ではなくMSM6500が正しい型番でした。お詫びして訂正いたします。
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

過去記事カレンダー