
「本日のメニュー説明」から、事前に今日のレッスン内容や注意すべき点を確認する。クリア条件となっている時間以内にワークアウトを終えないとそのレッスンをクリアしたことにならず、翌日も同じレッスンを受けることになる。意外に厳しいのであるSportioでは、受けるレッスンを1度設定しておくと、メニュー画面の“パーソナルトレーナー”からレッスンの行程や今日クリアすべき条件などを一発チェックできる。
「メタボ解消ウォーキング2」の1日目は、ゆっくり余裕のペースでウォーキング。はりきって大股に歩いていると、イヤフォンから流れていた音楽が一瞬止まり「もう少しゆっくりでいいですよ」とのアドバイス。人間味があっていいなぁ(「余計なお世話だ」と思ってはいけないのだ)。
以後、一定時間ごとに速度が計測され、そのペースに応じたアドバイスが流れるようだ。「あわてずゆっくり行きましょう」「背筋が伸びていれば十分です」など、いくつかのアドバイスパターンがあるようだが、パターン数はそれほど多くないようである。同じ内容アドバイスが何度も繰り返されると、萎えてしまいがちだ。
レッスンに課せられた条件をクリアすると、データ送信時に「Clear!」の文字とともにトレーナーからの総合アドバイスが表示される。このちょっとした達成感が明日もがんばろうという気にさせるよう、うまくつくられているとはいえ、終了時に「おつかれさま」と言ってくれるのがなにげにグッときた。「ひとりなのにひとりじゃない」と、意外ながら本当に思えたのである。
ワークアウトを終え、データがアップロードされると、目標をクリアしたことを示すアイコンと、総合アドバイスが表示される。“フリーラン”モードは走行距離やペース、消費カロリーといったデータが表示されるだけなので少し味気ないが、“クリアー!”といわれると「次もがんばろう(かな)」と多少なりともテンションが上がるものだ。
1日目より2日目、2日目より3日目と、レッスンは日を追うごとにレベルアップし、きついものになっていく。それだけにすべてをクリアしたときには、それ相応の達成感が味わえるだろう。「なにごとにも3日坊主」が自慢だった筆者も、これならちょっと期待できるかもしれないのである。
(次回に続く)
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