930SHの魅力は、細かな部分まで作り込まれたCCDカメラだけではない。ワンセグやFeliCaといった、最近のケータイには必須といわれる機能も標準装備している。ワンセグはアンテナが内蔵型になり、ホイップアンテナを引き出す必要がなくなった。画面の縦位置と横位置はモーションセンサーに連動して切り替わるので、ケータイを横向きにすれば簡単に全画面表示でワンセグが視聴できる。
録画機能や録画予約機能も備え、見たい番組を外出先でチェックしたり、録画しておいたドラマを電車での移動中に視聴したりと便利に使える。
ちなみにこの縦横画面切り替え機能は、カメラやワンセグだけでなく、PCサイトブラウザやドキュメントビューア、画像ビューアでも利用可能。カメラ以外はオンとオフが切り替えられるので、自動切り替え機能を使いたくない場合は設定でオフにすることもできる。
視野角を制御し、周囲からののぞき見を防ぐ「新ベールビュー」も搭載している。正面から見た時はほとんど気にならないが、斜めから見るとあらかじめ設定しておいたパターンで画面表示をブロック。上下左右の4方向をガードできるため、電車の座席に座っているときに上からのぞかれたり、横画面でワンセグを視聴中に画面を見られる心配もない。



新ベールビューを搭載しており、電車の中などで使う際に、周囲からののぞき込みをガードできる。真正面から見たときは、心持ちコントラストが下がる程度で、見やすさはそれほど変わらないが、横や上下からは画面が見にくくなるこのほか、細かな機能だが、2008年冬モデルから新たに搭載した「バッテリーメーター」機能がおもしろい。930SHとAQUOSケータイ FULLTOUCH 931SHにのみ用意されている機能で、ピクトエリアに表示される時計が時々バッテリー残量のパーセント表示などに切り替わる。
この機能の設定は、「ツール」メニューから「タイマー/時計ツール」を選ぶと出てくる「バッテリーメーター」で行える。ちなみにバッテリーメーターを開くと、iPhone 3Gの充電中の画面のように、バッテリーが表示される。
初期設定では時計と残量(パーセント表示)が一定時間ごとに切り替わる仕様になっているが、時計と残り時間の切り替えや、時計と残量と残り時間の切り替え表示にもできる。
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