2008年秋冬版 使用スタイル別に選ぶ「Bluetoothハンズフリー&イヤフォン機器」カタログ(音楽対応モデル編)バイヤーズガイド(5/8 ページ)

» 2008年11月21日 17時07分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

音楽やワンセグにも対応する、左右独立型のイヤーフックスタイル──サンワサプライ「MM-BTSH2N」

photo サンワサプライ「MM-BTSH2N」。左右独立型のイヤーフックスタイルが特徴

 サンワサプライ「MM-BTSH2N」は、左右独立型のイヤーフックスタイルが特徴のモデル。ネックバンドスタイルとリモコンスタイルやイヤーピーススタイルの中間といったイメージである。

 操作部は右側のユニットに集中配置され、前面に手探りでも分かりやすい突起付きフックボタン、側面に再生/一時停止+曲送りのレバースイッチとボリュームボタンが備わる。音楽再生時の音質は決して派手ではないが、くせがなく、安心して聴ける印象。ポップスを聴くにはもう少し中高域にパンチがほしい気もするが、例えば携帯電話側の音質調整機能などで調整する手もある。

 左右のユニット間はケーブルで結ばれているが、装着時や携帯時に邪魔にならないようまとめられるケーブルクリップを装備する。このほか携帯用のセミハードケースも付属するので、音楽再生やワンセグ視聴時以外はBluetoothを使わず、カバンに入れて携帯するようなユーザーも安心だ。

 充電は、コネクタがUSBメス端子形状になっているACアダプタと付属するUSB充電ケーブルを組み合わせて行う。本体の充電端子は独自形状だが、付属ケーブルでPCのUSB端子や汎用USB充電器などでも充電できるようになっている。


photophoto 片側のユニットに操作ボタンが集中している。操作性は上々だ(左)。ACアダプタのコネクタはUSBメス端子。付属する専用USB充電ケーブルと組み合わせて充電できる(右)
photophoto 携帯用ケースが付属する。このほか蛇足だが、製品はこのようなハードケースに入っている。別途、小物入れとしても使えそうだ

主なスペック
製品名 MM-BTSH2N
メーカー サンワサプライ
製品形態 両耳独立イヤーフック型
装着スタイル 両耳
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) 56×59×22ミリ
重量 約51グラム
連続通話時間 約14時間
連続音楽再生 非公開
連続待受時間 約300時間
充電時間 約2時間
充電端子(USB充電) 独自(○)
Bluetoothバージョン v1.2
HSP(音声通話)
HFP(音声通話)
A2DP(音楽再生)
AVRCP(楽曲・ワンセグ操作)
ワンセグ音声出力(SCMS-T)
ステレオ音声出力
マルチポイント接続
ノイスリダクション系機能
通信可能距離 半径約10メートル(Class 2)
イヤフォン接続(3.5ミリステレオミニジャック)
イヤーピースカバー
イヤーフック
ヘッドバンド
その他機能、特徴 携帯用セミハードケース付属
カラー ブラック
+D Shopping最安値
(2008年10月末現在)
(“前後”とある項目は調査時取り扱いがなく参考価格です。価格は変動します)
6710円



クリップで保持できる小型リモコンスタイルで、好みのイヤフォンが利用できる──ソニー「DRC-BT15P」

photo ソニー「DRC-BT15P」。細長いリモコン型の小型軽量デザインが特徴。音楽操作とボリュームが1つの操作スイッチにまとめられているので、操作に迷うことな少ないだろう。通話用のマイクは正面にある

 ソニーの「DRC-BT15P」は、小型軽量のスティック型デザインが特徴のBluetooth機器。一般的なイヤフォンを接続でき、ワイヤレスでワンセグや音楽再生が楽しめる。

 着信応答のためのフックボタンを左側面に独立して備え、4方向に動くコントローラで再生/一時停止とボリューム、曲の順送り/逆送りが行える。連続音楽再生時間は約6時間、連続待受時間は100時間と平均クラスだが、置くだけで充電できる充電スタンドが付属するので充電作業は手間なく手軽だ。

 音質は、使用するイヤフォンにより大きく変わるという前提で、手持ちのインナーイヤータイプや小型、大型のヘッドフォンなどで使用してみたが、出力特性はフラットでくせがない。イヤフォン機器の特色がそのまま反映される印象だ。通話音質は首から提げた状態でもマイク感度は十分で、例えば通話のために本体を持って口に近づけて……とすることももちろん必要ない。ただ、マイクの位置や装着スタイルの特性として、周囲の音は少々余計に拾ってしまう傾向はある。

 なお、DRC-BT15Pにはイヤフォンが同梱されない。つまり、ユーザーが好みのイヤフォンを使うことを前提にしている点がオーディオメーカーらしいといえる。本体は着脱式クリップで衣服などに挟んで固定するか、ネックストラップを取り付けてペンダントスタイルで使える。現在、自分が所持するイヤフォンをそのまま使用してもいいが、例えば同社の「MDR-NX1」(リンク参照)のようなストラップ一体型イヤフォン製品と組み合わせると、なかなかスマートに使えそうだ。


photophoto イヤフォン端子(3.5ミリステレオミニジャック)は上面に。ストラップホールはイヤフォンジャックの後ろにある。側面に充電端子があり、付属する充電スタンドで手軽に充電できる。なお、ACアダプタは直接本体には接続できない(左)。クリップは着脱できる。クリップは90度回転させて固定する仕様で、胸ポケットや襟などに装着できる。ネックストラップを用いて首から提げる場合は、クリップを外すとよりスマートになる
photophoto 手軽に充電できる充電スタンドが付属する。もちろんクリップを装着したままでも充電できる形状になっている

主なスペック
製品名 DRC-BT15P
メーカー ソニー
製品形態 リモコン型
装着スタイル 両耳(イヤフォン)
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) 非公開
重量 約15グラム
連続通話時間 約6時間
連続音楽再生 約6時間
連続待受時間 約100時間
充電時間 約2.5時間
充電端子(USB充電) 独自(─)
Bluetoothバージョン v2.0+EDR
HSP(音声通話)
HFP(音声通話)
A2DP(音楽再生)
AVRCP(楽曲・ワンセグ操作)
ワンセグ音声出力(SCMS-T)
ステレオ音声出力
マルチポイント接続
ノイスリダクション系機能
通信可能距離 半径約10メートル(Class 2)
イヤフォン接続(3.5ミリステレオミニジャック)
イヤーピースカバー
イヤーフック
ヘッドバンド
その他機能、特徴 専用充電スタンド付属
カラー ブラック、ホワイト
+D Shopping最安値
(2008年10月末現在)
(“前後”とある項目は調査時取り扱いがなく参考価格です。価格は変動します)
6870円


Bluetooth対応イヤフォン/ヘッドフォン

コンパクトなリモコン型、音楽再生やワンセグ出力にも対応──プラネックス「BT-HP01AD」

音楽やワンセグもOK、カジュアルに利用できるリモコンスタイル──ソフトバンクセレクション「SBSBT81AIR」

質実剛健なリモコンスタイル、音楽やワンセグ、複数端末の同時接続など機能も充実──サンワサプライ「MM-BTSH3」

ケーブルレスのネックバンドスタイル、これ1台で音楽やワンセグもOK──モバイルキャスト「mBandR(MPX2200R)」

コンパクトに折りたためる、ネックバンドスタイルの多機能モデル──サンワサプライ「MM-BTSH9」

音楽再生とワンセグに対応、手持ちのイヤフォンも使えるリモコン型の万能モデル──Jabra「BT3030」

音楽やワンセグにも対応する、左右独立型のイヤーフックスタイル──サンワサプライ「MM-BTSH2N」

クリップで保持できる小型リモコンスタイルで、好みのイヤフォンが利用できる──ソニー「DRC-BT15P」

音楽+ワンセグにも対応、そこそこの機能とやや安価が特徴のドコモ標準オプション──NTTドコモ「ワイヤレスイヤホンセット 02」

両耳イヤーフック型スタイルが特徴、もちろん音楽やワンセグに対応──ソニー「DR-BT140Q」

カジュアルに音楽再生を楽しめるネックバンドスタイル──ソニー「DR-BT21G」

デザインと長時間待受性能が優秀、気軽に使える小型リモコンスタイル──ソニー・エリクソン「HBH-DS205」

両耳イヤーフックスタイルの音楽、ワンセグ対応モデル──ソフトバンクセレクション「SBS-LBTHP01」

使いやすいリモコンスタイルで音楽再生やワンセグに対応、FMラジオも搭載──モトローラ「S605」



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