2009年は「Windowsケータイ」でスマートフォンデビュー(端末編)(2/6 ページ)

» 2009年01月14日 08時00分 公開
[小山安博,ITmedia]

「F1100」

photo 富士通製の「F1100」

 ドコモの「F1100」は、現時点で国内唯一の富士通製Windowsケータイ。ボディはスライド型で、閉じた状態でも十字キーやメールボタン、発話/終話キーが使えるので、メール閲覧や通話などの基本操作は閉じたまま行える。本体をスライドさせるとダイヤルキーが現れ、一般的な携帯電話と同じスタイルで使える。

 本体裏面には、富士通端末でおなじみの指紋センサーを搭載。赤外線ポートを備えたほか、待受画面とメニュー画面に独自デザインにするなど、ケータイライクに扱えることを重視している。日本語入力システムにはATOK for Windows Mobile 1.0を採用したほか、入力方式に「T9」も用意する。

 ディスプレイ下部には4つのワンタッチキーを配置し、アプリの起動、ワンタッチ電話発信などの機能を割り当て可能。さらにそれぞれの組み合わせを3つまで設定できるので、会社、外出時、帰宅時といったシーン別に使い分けができる。

 OSはWindows Mobile 6.0 Standardを搭載し、タッチパネル操作には非対応。ディスプレイは2.6インチQVGA(240×320ピクセル)液晶となっている。下り最大3.6MbpsのHSDPAに対応し、Bluetooth、IEEE802.11a/b/gの無線LANもサポートする。連続待受時間は約350時間、連続通話時間は約190分だ。

「HT1100」

 ドコモのHTC製「HT1100」も、スライド式のダイヤルキーを備えるWindowsケータイだ。F1100と異なりタッチパネル操作に対応しており、スライドを閉じた状態でも十字キー/発話/終話の3ボタンしかないシンプルでフラットなボディが特徴だ。

 HTC独自のUIである「TouchFLO」を採用し、ディスプレイ上で指を下から上に向けてスライドさせるとキューブ状に画面が遷移して、大型のアイコンを並べた画面が表示される。さらに指を左右にスライドさせると画面が切り替わり、よく使うアプリの起動や連絡先の選択が素早く行える。

photo HTCの「HT1100」

 Webサイトや写真などを表示する際には、画面を指でスライドさせれば画面がスクロールし、大きな写真や縦に長いサイトなどを直感な操作で素早く閲覧できる。画像の一部分で指を回転させるとその部分を拡大表示するといったジェスチャー操作も可能。現在時刻を大きく表示したり、未読メール数が一目で分かるなど、見やすいHTCホームも採用し、独特のUIで使いやすさが追求されている。

 下り最大3.6MbpsのHSDPAに対応し、Bluetoothも内蔵するが、無線LANは搭載しない。ストリーミング動画を視聴できる「ストリーミングメディア」や、音質の調整機能も備えた音楽プレーヤー、海外対応のFMラジオなど、エンターテインメント機能も充実している。

 OSはWindows Mobile 6.0 Professionalを搭載し、2.6型240×320ピクセルの液晶はタッチパネルを搭載する。連続待受時間は約285時間(3G)/約220時間(GSM)、連続通話時間は約170分(3G)/約210分(GSM)となっている。

「X03HT」

photo 「X03HT」

 ソフトバンクモバイルの「X03HT」は、表面に十字キーとダイヤルキーを備え、閉じた状態ではストレート型ケータイのようなデザインが特徴。本体を横にスライドさせるとQWERTYキーボードが現れ、気軽に利用する時はダイヤルキーで、長文入力をする場合はQWERTYキーボードで、といった使い分けができる。

 ソフトバンクモバイルのWindowsケータイは、キャリアのメールサービスであるS!メールをサポートしており、X03HTもS!メールの送受信が可能。絵文字の入力や閲覧にも対応する。最大3.6MbpsのHSDPAとGSMをサポートし、無線LAN、Bluetoothも搭載する。OSはWindows Mobile 6.0 Standardとなっており、ディスプレイは2.4インチQVGA(240×320ピクセル)表示対応の液晶で、タッチパネル操作には非対応。待受時間は約330時間(3G)/約230時間(GSM)、連続通話時間は約210分(3G)/約240分(GSM)だ。

「X02HT」

photo 「X02HT」

 Blackberryにも似た幅広のストレートボディに、QWERTYキーボードを備えたのがソフトバンクモバイルのHTC端末「X02HT」だ。1つ1つのキーは小さいが、スリムでコンパクトなボディのまま日本語入力できる。

 OSはWindows Mobile 6.0 Standardを搭載する。ディスプレイはQVGA(240×320ピクセル)表示対応の2.4インチ液晶で、タッチパネル操作には非対応だが、本体側面に「JOGGR」と呼ぶタッチセンサーを配置しており、PCのタッチパッドのように指でなぞったりタップしたりすることで、画面のスクロールや音量調整などの操作が行える。

 ほかのソフトバンクのWindowsケータイと同様、S!メールに対応しており絵文字の送受信も可能。通信機能は、最大3.6MbpsのHSDPAとGSMのほか、無線LAN、Bluetoothもサポート。待受時間は約240時間(3G)/約230時間(GSM)、連続通話時間は約170分(3G)/約180分(GSM)となっている。

「X01T」

photo 東芝製の「X01T」

 現在国内唯一の東芝製Windowsケータイが「X01T」だ。本体下部に十字キーと通話/終話ボタンなどを備えるシンプルな外観だが、メールボタンやWindowsボタンを備え、タッチパネル操作も可能だ。文章入力時には、本体をスライドさせるとQWERTYキーボードが現れる。ほかのソフトバンクのWindowsケータイと同様、S!メールに対応しており絵文字の送受信も行える。

 ディスプレイは3インチのワイドVGA(480×800ピクセル)を搭載し、高精細な表示が可能。Webサイトや写真、Excelファイルなどを1画面に見やすく表示できる。ディスプレイの背面には指紋センサーも搭載し、ビジネスシーンでの安全性も考慮している。

 通信規格は下り最大3.6MbpsのHSDPAとGSMを搭載し、国際ローミングもサポート。無線LANとBluetoothも搭載している。OSはWindows Mobile 6.0 Professional。待受時間は約380時間(3G)/約300時間(GSM)、連続通話時間は約200分(3G)/約170分(GSM)となる。

「EMONSTER」(S11HT)

 「EMONSTER」(S11HT)は、イー・モバイルが音声サービスを開始した2008年3月に発売された端末。十字キーの周囲に発話/終話キーや各種操作キーを集約し、タッチパネルと併用してほとんどの操作がスライドを閉じたままでも行える。

photophoto イー・モバイルのHTC製スマートフォン「EMONSTER」(S11HT)。ディスプレイの角度が変えられるのが特徴

 本体をスライドさせればQWERTYキーボードが現れ、長文のテキスト入力が容易に行える。ディスプレイはチルト可能で、ノートPCのように見やすい角度で操作できるのも特徴。さらに側面にジョグダイヤルを備えるなど、操作が快適に行えるようさまざまな工夫が盛り込まれている。

 通信速度は下り最大3.6MbpsのHSDPAで、無線LANやBluetoothも内蔵。イー・モバイルの安価な定額料金によって、PCと接続してのデータ通信も定額に利用できる。GPSも内蔵しており、現在位置の把握やナビゲーションの利用なども可能だ。OSはWindows Mobile 6.0 Professionalを搭載し、液晶は2.8インチ240×320ピクセル。待受時間は約350時間(3G)、連続通話時間は約264分(3G)となっている。

「EMONSTER Lite」(S12HT)

photo 「EMONSTER Lite」(S12HT)

 イー・モバイルの「EMONSTER lite」(S12HT)は、ドコモのHT1100と兄弟機と呼べるスライドボディのWindowsケータイ。OSはWindows Mobile 6.0 Professionalを採用しており、タッチ操作にも対応。スライドを閉じた状態でも、十字キーと発話/終話キーというシンプルなデザインで使うことができる。

 ディスプレイの下から上に指をスライドさせるとキューブ状に画面が遷移し、よく使うアプリの起動や連絡先の情報に簡単にアクセスできるTouchFLOを搭載。ブラウザでWebサイトを見ている時に指で画面をスクロールさせたり、写真を表示して特定の場所で指を回転させるとその場所が拡大するといったhttp://plusd.itmedia.co.jp/mobile/kw/emonster_lite.html操作が行える。

 イー・モバイルの定額通信によって、PCで接続しての通信も定額で利用できる。Bluetoothを内蔵し、無線でPCと接続して定額通信を利用することも可能だ。通信規格は、最大3.6MbpsのHSDPAをサポートし、液晶は2.6インチQVGA(240×320ピクセル)表示対応でタッチパネルに対応している。待受時間は約220時間(3G)、連続通話時間は約210分(3G)。なお無線LANには対応していない。


 このほかにもWindows Mobile 6を搭載する端末は販売されている。例えば、イー・モバイルのシャープ製端末「EM・ONEα」は、あくまでデータ通信機器であり携帯電話として通話ができない(IP電話サービスには対応)ため、今回は省略する。また、HTCからはSIMロックフリーの「HTC X7501」が販売されているが、ノートPCに準ずる大きさであり、スマートフォンとはやや性格が異なるため、同じく比較対象からは除外した。

 さて次回のサービス編では、今回紹介したWindowsケータイの中から自分にぴったりの端末を選べられるよう、さまざまなニーズに合わせて最適の機種を紹介する。

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