ウィルコム初のおサイフケータイとして「BAUM」とともに発表されたのが京セラ製の「WX340K」だ。
メインディスプレイとして2.7インチのワイドQVGA液晶を搭載し、Flash Lite3.1、ウィルコムがジェット、デコラティブメールに対応するなど、先代「WX330K」のスリムデザインを継承しつつ、音声端末としての機能も着実に向上している。
WX340Kは、PCサイトにアクセスできるOpera製Webブラウザ(今でいうフルブラウザ)を搭載して好評だった「AH-K3001V」(2004年5月発売)から数えて6代目となる端末。“スリムでベーシックな折りたたみ型ボディ”という端末デザインは、先代「WX330K」からそのまま継承しており、幅は48.5ミリ、高さは99ミリとそれぞれ1.5ミリ、4.5ミリさらに小型化され、重量も108グラムと4グラムほど軽量化された。厚さだけは15.9ミリと0.3ミリ厚くなったが、折りたたみ型端末として十分にスリムな点に代わりはない。
ダイヤルキーは左右の一部がフレームレスなタイプ。キートップは広く、ソフトなキータッチは悪くない。WX330Kよりは上下間隔が大きく確保されている。待ち受け画面で[8]キーを長押しすると底面のライトが点灯する。非常に細かい点だが、ドライブモード用のキーアイコンがスポーツカータイプに変更され、少し精悍になっている。
“京ぽん”といえばフルブラウザの先駆けとも言えるモバイル用Operaブラウザの搭載が特徴だったが、WX340KとBAUMではブラウザがOperaからACCESS製のNetFrontに変更された。これはウィルコムガジェット(ACCESSの技術を使っている)を採用したためだという。また、これまでの京ポンが装備していたWebブラウジング用の独立した上下キーは廃止された。
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