カカクコムは2月5日、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」が実施した、携帯電話の買い替え意向に関する意識調査の結果を発表した。調査は1月22日から同27日まで、価格.comID登録ユーザーを対象に行ったもので、有効回答数は8517人。
同調査によれば、1年以内に携帯電話を購入したユーザーは全体の4割強で、半数以上のユーザーは1年以上、携帯電話を買い替えていないという結果が得られた。買い替えない理由は「端末の料金が高すぎる」「違約金の縛りがあるため購入できない」などのほかに、「現状の携帯で満足している」「購入したいと思うような魅力的な端末がない」という意見も多くみられた。
携帯電話の端末購入価格は、NTTドコモがもっとも高く、5万円以上が24%、3万円以上が6割を超えた。au、ソフトバンクモバイルは、NTTドコモほど高くないものの、複雑な割引プランなどによって端末価格が月額料金に添加されていることが多く、結果的に多くのユーザーが端末に2万円以上の金額を支払っていることになるという。これに対して、ユーザーが考える携帯電話の妥当な端末価格は、5000円から2万円くらいという意見が多かった。
春商戦で新モデルが続々と登場する時期だが、新しく携帯電話を購入するかを聞くと、積極的な購入希望を持っているユーザーは23.3%。「購入予定なし」と答えたユーザーは43.1%、「購入したいが金額が高すぎる」と答えたユーザーは23.6%を占めており、6割以上が買い控えするものとみられる。
なお、「今の携帯電話に望むもの」を聞くと、機能の向上を挙げるユーザーは少なく、「機能を絞り込んで端末や料金を安くしてほしい」という声が圧倒的多数を占めた。
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第2回 かなり違う、“2種類”の分離プラン
第3回 “分離プラン”端末の機種変更、いつがお得?
第4回 “ベーシックとバリュー”、結局何が違う?
第5回 なぜ、“激安”ケータイがあるのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.