起動は速く、暗所に強く、端末を閉じたまま撮影――「P-07A」が目指した“使えるケータイカメラ”の姿開発陣に聞く「P-07A」(2/2 ページ)

» 2009年06月10日 13時57分 公開
[山田祐介,ITmedia]
前のページへ 1|2       

秒間60フレームを実現した「モバイルWスピード」

 秒間15フレームのワンセグの映像に中間画像を差し込み、動きを滑らかにする「モバイルWスピード」は、秒間30フレームへの補間から秒間60フレームへの補間にバージョンアップした。「動きの大きいシーンの滑らかさが従来より向上していますし、特にテロップなどの流れる文字は、残像感がなくなってくっきり見えると思います。補間する画像の枚数が増えれば当然データの処理量も増えるのですが、それを極力抑え、消費電力が低くなるように努力しました」(映像担当の井村康治氏)。また、複雑な動きの映像を補完する際、補間により絵が崩れてしまうことのないようソフトウェアを調整することも、今回の課題だったようだ。

 横画面のユーザーインタフェースも改善した。「iモードブラウザも横画面で表示できますし、メーラーについても利用できる機能を増やしています」(ソフトウェア担当の高橋秀幸氏)。また、サブディスプレイでメールや待受Flash、iチャネルのテロップ、さらに録画したワンセグを表示できるなど、端末を閉じたままでのユーザビリティに配慮している点もポイントだという。

photophoto P-07A(左側)と前モデルP-01A(右側)との比較。P-07Aではメールの新規作成に加え、受信/送信ボックスの閲覧や、新規デコアニメの作成も可能。メールの作成画面も、従来は画面半分までしか表示されなかったのに対し、P-07Aでは画面いっぱいに表示されるようになった

iアプリオンライン対応&さらなる大容量化を図ったゲームコンテンツ

photo 6人同時対戦が可能な「機動戦士ガンダムオンライン」。テレビ出力にも耐えるハイクオリティな3Dグラフィックによって迫力の対戦が楽しめる。(C)創通・サンライズ (C)NBGI

 パナソニックの統合プラットフォーム「UniPhier(ユニフィエ)」の処理能力を生かした本格的なゲームは、“P”のハイエンドモデルが継承してきたが、今回もその性能にさらなる磨きをかけている。

 「まず『機動戦士ガンダムオンライン』ですが、P906iにプリインストールされた『ガンダム U.C.0079』の映像クオリティはそのままに、新たにiアプリオンラインに対応しています」(コンテンツ企画を担当した相澤淳氏)。オンライン対戦は最大6人の同時プレイが可能で、場所や時間を問わず日本中のユーザーと対戦が楽しめる。


photo 「レイトン教授と悪魔の箱」。microSDにコンテンツを追加ダウンロードすることで、総容量75Mバイトの大作ゲームを堪能できる。(C)2007-2009 LEVEL-5 Inc.
photo コンテンツを担当した相澤淳氏(左)、和田明彦チームリーダー、片井勇介氏

 P906iでは総容量60Mバイトの大作タイトル「レイトン教授と不思議な町」をプリインストールしていたが、P-07Aでは新たに「レイトン教授と悪魔の箱」とのコラボレーションが実現。「前回も非常に大容量なコンテンツだったと思いますが、今回はさらに容量を75Mバイトにまで増やしています」(相澤氏)。

 また、ゲームの中で出題される“ナゾ”にも、オリジナル版とは異なる工夫が凝らされている。「オリジナル版ではタッチペンによる操作や文字入力が必要なところもありますが、ケータイ版ではキー操作のみですべてのナゾが解けるようにアレンジしています」(開発を担当した片井勇介氏)。タッチペンが使えないことを制約と感じさせない“ケータイならでは”の出題によって、オリジナル版を遊んだユーザーにも新しい楽しみが用意されているという。


動画でみる「P-07A」


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月27日 更新
  1. 「海外からの迷惑電話が解消した」との声も NTTタウンページの「詐欺対策」アプリ、累計100万ダウンロード突破 (2026年06月25日)
  2. 年会費9万9000円の価値はある? 最上位クレカ「Olive Infinite」と「Visa Infinite」の違いと持つべき人 (2026年06月25日)
  3. 「モラルが欠如している」──LINE安否確認で“悪ふざけ”、SNSで批判の的に (2026年06月26日)
  4. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  5. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  6. スマホの短期解約、最長1年の「継続利用」容認で抑制へ 「お試し割」は統合 総務省が取りまとめ (2026年06月25日)
  7. ソニーaiboからの「撤退は勘弁して」──オーナーが不安視 同社「今後のお話」YouTubeで発信へ (2026年06月27日)
  8. 「日本は6G周波数の議論すら始まっていない」 クアルコムが抱く危機感と、AI時代の次世代通信 (2026年06月26日)
  9. iPhoneそっくりなだけじゃない、コラボモデルもある「HONOR 600 Pro」 (2026年06月26日)
  10. ソニー「aibo」の国内販売終了 なぜ、人に愛される存在になったのか (2026年06月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー