KDDIは6月23日、最新技術を用いたβ版サービスを公開するPC/ケータイ向けサイト「au one ラボ」で、「実空間透視ケータイ」(β版)を提供すると発表した。25日午後2時から利用できる。料金は無料。
実空間透視ケータイは、ケータイをかざした先にあるスポット情報などを仮想的に透視できるAR(拡張現実)アプリケーション。ユーザーの現在地やケータイの向きをGPSや6軸センサー(3軸地磁気センサー+3軸加速度センサー)などを使って測定し、ディスプレイに視線と合わせた仮想空間を表示する。対応端末は「G'zOne W62CA」や、「G'zOne CA002」(7月上旬に対応予定)で、今後発売する機種にも順次対応を拡大する。
今回はサービスの第1弾として、位置情報を付与した写真を仮想空間上にマッピングする「地球アルバム」(β版)を提供。アプリの起動後にケータイカメラで撮影すると、自動的に位置情報を測定し、写真を保存できる。また、登録した写真にタイトルやコメントを加えることもできる。8月下旬からは仮想空間の写真を別ユーザーにも公開できるようになり、登録した写真によるARを楽しめる。
7月下旬にはサービスの第2弾として、旅行クチコミサイト「フォートラベル」と連携した「トラベルビューアー」(β版)を提供する。同サービスでは、ユーザーの現在地周辺の観光地情報やクチコミ情報を仮想空間上に表示。周辺が建物等に囲まれているような場合でも、ケータイをかざすだけで透視するようにその先の情報が把握できるため、直感的なナビゲーションとしても活用できる。
実空間透視ケータイの提供にあわせて特設サイトをPC/ケータイ向けに用意し、サービスのデモ映像のほか、技術情報やサービス提供開始予定を見られるようにする。アプリケーションの使用感など、ユーザーが意見を入力できるフォームも設けた。
さらに、ユーザーと連動した取り組みとして、実空間透視ケータイの技術を使った3つの新企画の中から、最も人気を集めたものをβ版として開発し、au one ラボで公開する予定。「寄り道ガイド」「エリア別百科事典」「宝探し透視ゲーム」を7月13日までユーザーに公開し、投票を募る。
特設サイトのURLは、PCがhttp://labs.auone.jpまたはhttp://kazasu.mobi/。ケータイからは、
となる。
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