第2回 着信ランプが美しい機種は? パーツの使い勝手はどう?最新ケータイ徹底比較(NTTドコモ 2009年夏モデル編)(2/3 ページ)

» 2009年08月25日 17時14分 公開
[田中聡,ITmedia]

内蔵メモリと外部メモリ:防水ケータイは使い勝手に難あり?

 今回取り上げた9機種の中では、1Gバイト以上の大容量メモリを内蔵している機種はなく、最も多いのはP-07AとP-08Aの約250Mバイト(着うたフル保存容量の場合)。カメラやワンセグ録画、ミュージックプレーヤーなどをよく使うのなら、microSDやmicroSDHCを用意しておきたい。microSDHCは9機種とも最大16Gバイトに対応している。

 外部メモリスロットは、防水性能を備えるF-08AとP-10A、SH-05Aはバッテリーカバー内部にあるので、カードを着脱するにはいったん電源をオフにしてバッテリーを着脱する必要がある。面倒ならUSB経由でデータをやり取りするといいだろう。そのほかの機種は側面にスロットを備えている。

内蔵メモリと外部メモリ
内蔵メモリ容量
(着うたフル保存容量)
外部メモリ(最大容量) 外部メモリスロットの位置
F-08A 約112Mバイト microSDHC(16Gバイト) バッテリーカバー内部
F-09A 約112Mバイト microSDHC(16Gバイト) 右側面
N-06A 約205Mバイト microSDHC(16Gバイト) 左側面
N-08A 約205Mバイト microSDHC(16Gバイト) 左側面
P-07A 約250Mバイト microSDHC(16Gバイト) 左側面
P-08A 約250Mバイト microSDHC(16Gバイト) 左側面
P-10A 約70Mバイト microSDHC(16Gバイト) バッテリーカバー内部
SH-05A 約128Mバイト microSDHC(16Gバイト) バッテリーカバー内部
SH-06A 約128Mバイト microSDHC(16Gバイト) 左側面

photophotophoto 左からF-08A、F-09A、N-06Aの外部メモリスロット
photophotophoto 左からN-08A、P-07A、P-08Aの外部メモリスロット
photophotophoto 左からP-10A、SH-05A、SH-06Aの外部メモリスロット

赤外線通信:黒地に黒いポートは見にくい

赤外線通信
赤外線ポートの位置 IrSimple/IrSS
F-08A 裏面
F-09A 裏面
N-06A 裏面
N-08A ディスプレイ部先端
P-07A ディスプレイ部先端
P-08A 裏面
P-10A 背面
SH-05A 裏面
SH-06A 裏面

 赤外線ポートがディスプレイ先端にあれば、ケータイの画面を見ながら通信できるので使いやすいが、今回の9モデルでディスプレイ先端に赤外線ポートを備えているのは、N-08AとP-07Aのみ。そのほかの機種は裏面か背面にポートがある。

 各機種の赤外線ポートを確認した際に気になったのが“場所が分かりにくい”こと。F-09A、P-08A、SH-05A、SH-06Aは黒地にほぼ同色の黒いポートがあるので、色がかぶっていて分かりにくい。また、P-10Aの赤外線ポートはサブディスプレイ周辺の蒸着部分と一体となっているので、筆者は取扱説明書を確認するまでポートの場所が分からなかった。使い勝手と見やすさを考えると、N-08AとP-07Aのポートがベストポジションといえる。

 通常の赤外線通信(IrDA:115.2Kbps)よりも速い最大4Mbpsの通信ができるIrSimpleとIrSSには、N-06AとN-08A、SH-05A、SH-06Aが対応している。

photophotophoto F-08Aはカメラの下にポートがある。端末本体の色とかぶっていないので見分けやすい(写真=左)。F-09Aは指紋センサーの上に赤外線ポートがあるが、写真からはほとんど分からない(写真=中)。N-06Aはカメラの右側にポートがある。黒地の上にあるが、細かく色分けされているので判別できる(写真=右)
photophotophoto N-08AとP-07Aはディスプレイ部先端にポートがあるので使いやすい(写真=左、中)。P-08Aは黒地のカメラ下にあるので見にくい(写真=右)
photophotophoto P-10Aのポートはサブディスプレイの隣にあるが、肉眼では分からない。赤外線ポートには黒いパーツが使われている機種が大半なので、筆者は取扱説明書を読むまではポートの場所が分からなかった(写真=左)。SH-05AとSH-06Aはカメラの下にポートがある(ドコモのシャープ端末はこのタイプが多い)が、黒地に黒いポートなので見にくい

スピーカー:N-06AとSH-06Aがステレオスピーカーを搭載

スピーカー
搭載位置 種類
F-08A 裏面 モノラル
F-09A 裏面 モノラル
N-06A ディスプレイ上部と下部 ステレオ
N-08A 裏面 モノラル
P-07A 裏面 モノラル
P-08A 裏面 モノラル
P-10A 裏面 モノラル
SH-05A 裏面 モノラル
SH-06A 側面 ステレオ

 これまでのドコモ端末は、9xxiシリーズなどのハイエンドモデルにはステレオスピーカーを搭載する機種が多かった(2004年11月に発表された901iシリーズは、全機種がステレオスピーカーを搭載したことが訴求ポイントの1つだった)が、今回の9機種でステレオスピーカーを備えているのはN-06AとSH-06Aのみ。最近は小型化を優先したためか、ステレオスピーカーの優先順位はそれほど高くはないようだ。

 スピーカーは7機種が裏面に搭載しているのに対し、N-06Aはディスプレイ上部と下部(受話口)、SH-06Aは側面に搭載しており、本体を表にして置いても音が通りやすい。

photophotophoto 左からF-08A、F-09A、N-06Aのスピーカー
photophotophoto 左からN-08A、P-07A、P-08Aのスピーカー
photophotophotophoto 左からP-10A、SH-05A、SH-06Aのスピーカー
※初出時にN-06Aのスピーカーの位置を間違えて明記していました。お詫びして訂正いたします。

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