第2回 さっとひと塗りで導電性能が改善――「ぬるだけナノ」ケータイ周辺機器レビュー

» 2009年09月24日 07時20分 公開
[秋吉健(K-MAX),ITmedia]
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photo 「ぬるだけナノ」の製品パッケージは2種類あるが、製品自体はどちらも同じもの

 メモリカードを使おうとPCのスロットへ差し込んだものの、接触不良なのか読み込んでくれない――。そんな経験がある人は多いのではないだろうか。今回紹介する「ぬるだけナノ」は、そんな悩みを解決してくれる便利グッズだ。

 ぬるだけナノは小さなフェルトペンになっており、電気を通す接点となる金属部分に直接塗って使用する。ペンにはナノメートル(10億分の1メートル)サイズのカーボン粒子をスクワランオイルに混ぜたものが入っており、それを金属端子に塗ることで接点のわずかな凹凸をカーボン粒子が埋め、電気の流れをスムーズにするという仕組み。

 従来の接点復活剤は金属面にできた酸化皮膜を溶かすことで接触性能を復活させるが、この方式では接点に再び酸化皮膜が形成され、効果は長く持続しない。ぬるだけナノは接点の凹凸をカーボン粒子で埋める際、スクワランオイルの皮膜が金属面の酸化を防止するため、効果が比較的持続しやすいのが特徴だ。

 メモリカード以外にも携帯電話やデジカメのバッテリー、ヘッドフォン端子、AV端子など、基本的に金属接点のあるものならば何にでも使用できる。導電効率を向上させることでバッテリーの持ちをよくできるほか、音質改善や画質向上にも役立つという。

 試しに以前から接触不良を起こしていたSDカードアダプタに使用してみた。塗布前はやはり接触不良が確認できたが、塗布後は問題なく認識された。またバッテリーの接触不良を度々起こしていたワイヤレスマウスの充電池と接点金具に塗布してみたところ、こちらも3日間使用して接触不良は確認されなかった。

photophoto 接触不良を起こしやすいメモリカードなどには常に塗っておきたい(写真=左)。マウスやバッテリーなど、長年使い続けているものにも効果が高い(写真=右)

 なお、筆者の携帯電話のバッテリーに使用し、バッテリー切れ警告が出るまで動画を再生させてバッテリーテストを行ってみたが、塗布前は1時間48分だったところが塗布後は1時間44分とわずかに再生時間が短くなってしまった。この差異は誤差の範囲といえるが、少なくともバッテリー持続時間の向上という現象は見られなかった。

 この点についてはパッケージの説明でも「新品時や寿命が近づいたバッテリーの場合は、効果が現れにくい場合があります」と書かれている。ぬるだけナノは確実に接点の導電性能を復活させるが、バッテリー性能の向上については過度の期待はしない方がいいかもしれない。

photophotophoto 約1年使った携帯電話用バッテリー。携帯電話の端子と接触する部分が磨耗しているのが分かる(写真=左)。キャプション=ぬるだけナノの塗布作業中。塗布する量は非常にわずか。端子表面の色がうっすらと変わる程度で良い(写真=中)。動画再生によるバッテリーテスト。残念ながら筆者の場合は効果は見られなかったが、バッテリーの状態にもよるため、色々と試してみるのも面白い(写真=右)

 効果の大小はあるが、ぬるだけナノは、どんな金属面にも安心して使えるのが魅力的だ。接点や端子の酸化を防ぐという意味でも、あらゆる製品に使用して製品寿命を延ばすという使い方もできる。製品は安価な上に非常に小さく、収納や持ち運びにも困らないため、PCや家電製品のメンテナンスアイテムとして常に1本持っておくと便利だろう。

今週のお役立ちアイテム
製品名 価格 発売元 使い勝手 実用性 コストパフォーマンス
ぬるだけナノ 680円 ニューイング ★★★★★ ★★★★ ★★★★

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