ドコモのSMARTシリーズに属する「F-03B」は、ヘアライン加工された背面や光沢のあるパーツをあしらい、シックで高級感のあるデザインを目指したモデルだ。カラーはTITANIUM BROWN、GOLD、RED、BLACKの4色。TITANIUM BROWNの背面パネル先端とオープンアシストボタンには18金を、ヘアライン加工された部分にはチタンを採用している。
ボディカラーは全体的に落ち着いた印象で、サブディスプレイのカラーと質感は、ほかのパーツと統一されている。裏面についても、カメラや赤外線ポート、スピーカー、指紋センサーが各本体色に合わせた配色になっており、統一感と上質感が演出されている。
裏面には1220万画素カメラ、赤外線ポート、スピーカー、指紋センサー、FeliCaロゴがある。バッテリーカバーからカメラ部分に向かってゆるやかに隆起しているが、手に取った際にカメラが指がかからないメリットもある。


ワンタッチで本体を開ける「オープンアシストボタン」を搭載。TITANIUM BROWNのオープンアシストボタンは18金でできている(写真=左)。サブディスプレイには時刻や着信情報、バッテリー残量などが表示される。周囲に金属感のあるパーツが採用している(写真=中)。F端末おなじみの指紋センサーも搭載(写真=右)カメラは画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」を搭載した1220万画素CMOSを採用。ISO25600相当の高感度撮影が可能で、夜間や暗所などでも手ブレを抑えて撮影できる。そのほかの撮影補助機能として、登録した人物の顔を認識してフォーカスを合わせる「サーチミーフォーカス(個人認識機能)」、被写体が移動してもピントを合わせ続ける「トラッキングフォーカス」、デジタルズームの画質劣化を抑える「スーパーデジタルズーム」も搭載されている。
現在位置を自動的に検出して適切な情報をプッシュ配信する新サービス、「オートGPS」にも対応しており、専用のメニューから設定が可能。「オートGPS」のメニューではオン/オフのほか、低電力時の動作設定、コンテンツごとの動作設定、オートGPSの動作履歴の確認などができる。


カメラは1220万画素CMOS。ISO25600の高感度撮影や手ブレ補正、被写体ブレ補正を利用して手ブレを抑える「トリプルブレガード」も搭載している。「サーチミーフォーカス」では、人が多くいる環境の中でも優先してピントを合わせられる。ユニークな撮影補助機能として、「ホワイトボード」モードも用意。最近では議事録やメモ代わりに会議後のホワイトボードを撮影するケースも増えているので便利だ

「オートGPS」メニューでは、履歴の閲覧や、利用コンテンツの削除などが可能(写真=左)。低電力時動作設定では、バッテリー残量が少なくなった際にオートGPSをオン/オフにするかを決められる(写真=中)。オートGPSがオンのときは、画面上部にアイコンが現れる(写真=右)このほか、microSDのデータをほかのケータイやPCで閲覧不可にする「microSDパスワード機能」や、画面ののぞき見を防止する「プライバシービュー」を搭載するなど、セキュリティ機能も強化されている。
F-03Bは、防水/防塵性能や1220万画素カメラ、オートGPSに対応するなど、PRIMEシリーズのF-01Bと比べても遜色ないスペックを実現している。タッチパネルは備えていないが、シックなデザインや名刺リーダーを採用するなど、ビジネスシーンでの利用に適したモデルといえる。また、ワンセグやBlu-ray Discレコーダー連携、ドルビーモバイル、Bluetoothも搭載するなど、エンタメ機能も充実している。
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