スマートフォンはビジネスからエンタメへ――HTCが最新端末を披露:Mobile World Congress 2010

» 2010年02月19日 17時40分 公開
[山根康宏,ITmedia]
photo 自社スマートフォンを展示するHTCブース

 Mobile World Congress 2010(MWC)のHTCブースには、同社のスマートフォン製品群が一堂に展示されていた。また本展示会に合わせて3機種の新製品が発表され、ブース内では大きな注目を浴びていた。


Android 2.1採用の「HTC Desire」「HTC Legend」

 HTCはMWCに合わせて3つの新モデルを発表した。同社ブースにはこれら新モデルを含めた同社スマートフォンの全ラインアップが展示されており、多くの人でにぎわっていた。同社製品は全機種がスマートフォンということもあり、特にビジネスパーソンの来訪者が目立っていた。

photo 現行モデルと新製品、10機種の展示が行われていた
photo ビジネス系ユースの来訪者が多い

 新製品のうち、「HTC Desire」「HTC Legend」の2機種はOSにAndroid 2.1を採用したスマートフォン。UIはHTCオリジナルの「Sense UI」を搭載している。通信方式はHSDPA(900MHz/2.1GHz)とGSM 4バンドに対応し、802.11b/gの無線LANとBluetooth 2.1にも対応している。またポインティングデバイスには、従来のトラックボールを廃止して新たに光学式トラックパッドを採用した。物理的な動作ではなく光センサーにより指の動きを感知するため、メンテナンスフリーで、ほこりなどによる操作性の悪化がないとのことだ。

 どちらの機種もFacebookやTwitter、メッセンジャーなどを一覧で閲覧できる「Friend Stream」ウィジェットを搭載しており、SNSサービスとの連携が強化されている。つまり、ビジネスよりもエンターテイメントやコミュニケーションユース向けの製品と言えそうだ。

photo HTC Desire
photo Android 2.1を採用

photo 背面はつや消しブラックで落ち着いた印象に仕上がっている
photo SNSやメッセージなどを一覧できるFriend Stream

 HTC DesireはCPUに1GHz駆動のSnapdragonを搭載。ディスプレイは3.7インチ(480×800ピクセル)の大型有機ELを採用し、同社ラインアップの中でもハイエンドに位置する製品だ。本体サイズは119×60×11.9ミリ、重さは135グラム。500万画素のカメラは、720×480ピクセル/30fpsのHD動画撮影にも対応する。また、ドルビーの携帯電話向けサウンドシステムを搭載したことで、音楽やビデオの音声をクリアに再生できる。動画の再生フォーマットはMP4、H.263、H.264、WMV9、DivXなど。Flash Player 10.1も搭載しているとのことだ。

photo アルミボディのHTC Legend
photo ポインティングデバイスは光学トラックパッド

 一方、HTC Legendはアルミ製の一体型ボディが特徴。本体サイズ112×56.3×11.5ミリで、重さは126グラム。ディスプレイは3.2インチ(320×480ピクセル)の有機ELを搭載しており、CPUは600MHz駆動だ。説明員によると、HTC Desireより機能を落とすことで価格も低めに設定されるとのことで、マルチメディア機能よりもSNS対応を重視する層をターゲットにしているという。

 販売時期に関しては、HTC Desireが2010年第2四半期(4〜6月)に各国の通信事業者から発売される。またHTC Legendは、欧州でVodafoneグループ及びHTCが2010年4月から直接販売を開始し、他の地域では2010年第2四半期から販売される。

コンパクトボディの「HTC HD mini」「HTC Smart」

 もう1つの新製品である「HTC HD mini」は、同社のハイエンドWindows Phone「HTC HD2」の特徴を、103×57.7×11.7ミリ/110グラムという軽量小型ボディに凝縮した端末。UIは発表された他の2モデルと同様にSense UIを採用している。ディスプレイは3.2インチ(320×480ピクセル)のTFT液晶。無線LANホットスポット機能により、PCやゲーム端末といった無線LAN内蔵デバイスのHSDPAモデムとして端末を利用することもできる。またOutlookとの連携やHTC独自のTwitterクライアント「HTC Peep」を内蔵しており、メッセージやSNSサービスの利用にも向いた製品になっている。発売は2010年4月からを予定する。

photo HTC HD mini
photo OSはWindows Mobileを採用

 またブースでは、1月に発表された「HTC Smart」が注目を浴びていた。104×55×12.8ミリ、108グラムと小振りな端末で、Qualcommのモバイル向けOS「Brew Mobile Platform(BMP)」を同社として初めて採用した製品である。フルタッチディスプレイ下部にはボタンを3つだけ配置しており、簡単な操作性も特徴とのこと。顔写真を大きいアイコンにした電話帳やFriend Stream機能など、コミュニケーションが容易に楽しめる若者向けスマートフォン入門機という位置付けという。

photo BMP採用のHTC Smart。こちらも小振りなサイズ
photo Frend Streamを搭載したコミュニケーションデバイスでもある

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