ドコモの2010年夏モデル、PRIMEシリーズ端末「SH-07B」に引き続き、「SH-01C」にはHDMI端子が搭載されている。片方がMicro HDMIプラグになっているHDMIケーブル(別売り)を用意すれば、HDMI端子を搭載したテレビなどにSH-01Cの画面を出力できる。シャープ製の液晶テレビ「AQUOS」と接続した場合は、HDMIケーブルを介してAQUOSと連動する「AQUOSファミリンク」も利用可能だ。
出力解像度は平常時は720p(1280×720ピクセル)、静止画・動画のソースに応じて自動的に1080p(1920×1080ピクセル)での出力に切り替わるようになっている。1080p対応のHDMI機器で同解像度対応のソースを使っているのに解像度が切り替わらない場合、出力機器が720pまでにしか対応していないなどの理由が考えられる。その場合は手動設定で720pに固定する必要がある。
出力開始時は、HDMIメニュー(メニュー→便利ツール→HDMI)の中にある「HDMI接続開始」を選べばよい。HDMIメニューは待受けランチャーにも用意されているので、そこからも選べる。接続中にタスクを終えると専用のメニューに戻り、待受画面を表示することはできない。待受画面に戻りたい場合は接続を解除しよう。
操作は、端末のテンキーか、ビュワーポジション(本体液晶が表になるスタイル)にしてタッチパネルで行う。ビュワーポジションにすると、出力中の画面と同じものが端末に表示されるので操作しやすい。
出力可能なコンテンツは、トップメニューに表示されているものなら一部の例外を除いて可能だ。前回でも取り上げたDLNAクライアントとしての動画出力はもちろん、iモードブラウザ、iアプリなども出力できる。動画、音楽ファイル、iアプリ、Flashアプレットの音声の出力も可能だ。
ただし、iアプリの画面出力時に、アプリによっては画面表示が正しい向きにならない場合がある。その場合は、側面のシャッターキーを押せば出力画面の向きが変わる。また、ビュワーポジション(タッチパネル操作)時にタッチパネル非対応アプリで表示される「バーチャルキー」が、実際に表示されている向きではなく、正しく操作できない場合もある。筆者が調べた限りでは、縦・横表示両方行える全画面表示アプリでは、横表示に切り替えると向きが正しくないケースが多いようだ。アプリの画面を出力して、大勢に操作を見せる場合などに注意したい。
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