写真で解説する「SH-01C」

» 2010年11月11日 21時30分 公開
[Sho INOUE(K-MAX),ITmedia]

 PRIMEシリーズの「SH-01C」は、シャープがカメラ機能を重視するケータイに付ける“AQUOS SHOT”ブランドのドコモ向け最新モデル。発売は11月19日を予定している。回転2軸ボディにIPX5/7相当の防水機能とIP5X相当の防塵機能を装備。サイズは約50(幅)×112(高さ)×16.9(厚さ、最厚部約21)ミリで、約52(幅)×113(高さ)×17.1(厚さ、最厚部約21)ミリの夏モデル「SH-07B」よりもややコンパクトになっている。

photophotophoto シャープ製の「SH-01C」。左からBlack、White、Red。背面パネルにグラデーションがかかっている
photo SH-01C(左)とSH-07B(右)を比較。SH-01Cの方がわずかながらコンパクトで、持ちやすくなっている
photophoto Whiteとそれ以外の2色で背面パネルの処理が異なっている。White(写真=左)ではサブディスプレイ部がはっきりと見えるデザイン、Black(写真=中)とRedはサブディスプレイが表示された時のみ浮かび上がるデザインになっている

 ボディには透明感のある塗装を施した「グラデーションクリスタルデザイン」を採用している。背面パネルには、7色の発光ダイオードが埋め込まれた「ドットパターンイルミネーション」を用意。発光パターンはプリセットされたもの、またはシャープのiモード公式サイト「SH-Mode」でダウンロードしたものの中から選べる。

photo 背面パネルには横12個、縦8個の発光ダイオードが埋め込まれている。発光パターンは設定メニューで変更可能

 アウトカメラには1410万画素CCDセンサーを採用し、SH-07Bから200万画素向上した。画像処理エンジンの「ProPix」にも改良を加え、ノイズリダクション機能などがより洗練されている。

photophoto アウトカメラは1410万画素CCDセンサー。動画撮影専用のマイクと暗所で活躍する高照度LEDライトも搭載している

 動画撮影機能は、最大フルHD(1920×1080ピクセル)に対応している。これはSH-07Bと同様だが、SH-01Cではフレームレート(1秒間のコマ数)が24から30に上がり、より滑らかに動画を再生できる。静止画撮影機能も充実しており、フルHDサイズでの連写機能や、さまざまな撮影効果をかけられる「エフェクトカメラ」機能、犬や猫の顔にフォーカスを合わせる「ペット検出機能」などを新たに搭載した。

photo 動画撮影は6種類のサイズを選べる。フルHDでは30フレーム/秒の撮影が可能。
photophoto 静止画撮影機能も充実している。上半身に自動的にフォーカスを合わせる「ベストレンジズーム」(写真=左)や、女性にうれしい美顔撮影モード(写真=右)も備えている

 マイクロプラグのHDMI出力も継承しており、SH-01Cで撮影した静止画や動画、一部のiアプリなどをHDMI端子を備えたテレビで楽しめる。

photophoto HDMI端子は左側面にある(写真=左)。出力できる解像度は720p(1280×720ピクセル)または1080p(1920×1080ピクセル)となる(写真=右)

 クライアントとアクセスポイントの両方を利用できる無線LAN機能(IEEE802.11b/g/n)も搭載している。クライアントモードでは、フルブラウザでの通信、セイコーエプソン製の無線LAN対応プリンターでのプリントなどが可能だが、「ホームU」は利用できない。アクセスポイントモードでは、最大4台のWi-Fi対応機器とFOMAパケット通信を共有できる。両モードとも、WPS(Wi-Fi Protected Setup)またはAOSSによる簡易設定が可能だ。

photophotophoto Wi-Fi機能は、クライアント・アクセスポイント両方に対応しているが、クライアントモードでの「ホームU」には対応していない。また、アクセスポイントモードで複数台の機器を使う場合は、何らかの暗号化を施す必要がある

 DLNA機能はクライアントとサーバーどちらも利用でき、SH-01Cに保存した静止画と動画を別のDLNAクライアントで楽しんだり、ほかのDLNAサーバーにある静止画や動画をSH-01Cで楽しんだりできる。利用できるファイル形式の詳細や、通信検証を行ったDLNAクライアント・サーバーの情報については、後日、シャープの公式サイトなどで案内される予定だ。

photophoto DLNA機能はクライアント、サーバー両方に対応している。サーバー時は共有するフォルダの設定も可能

 このほか、2010年度冬春モデル共通の進化として、iコンシェルのメモ機能、iスケジューラの機能強化、音声で各種機能を呼び出せる「音声クイック起動」もサポートしている。音声クイック起動が可能な機能は、初回利用時に画面表示されるのだが、基本的な操作にはおおむね対応している。下記に掲載した動画ではiモードの起動を試してみた。

photo 「音声クイック起動」からは電話の発信、メール作成、赤外線通信などが可能。

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