PRIMEシリーズの「SH-01C」は、シャープがカメラ機能を重視するケータイに付ける“AQUOS SHOT”ブランドのドコモ向け最新モデル。発売は11月19日を予定している。回転2軸ボディにIPX5/7相当の防水機能とIP5X相当の防塵機能を装備。サイズは約50(幅)×112(高さ)×16.9(厚さ、最厚部約21)ミリで、約52(幅)×113(高さ)×17.1(厚さ、最厚部約21)ミリの夏モデル「SH-07B」よりもややコンパクトになっている。
ボディには透明感のある塗装を施した「グラデーションクリスタルデザイン」を採用している。背面パネルには、7色の発光ダイオードが埋め込まれた「ドットパターンイルミネーション」を用意。発光パターンはプリセットされたもの、またはシャープのiモード公式サイト「SH-Mode」でダウンロードしたものの中から選べる。
アウトカメラには1410万画素CCDセンサーを採用し、SH-07Bから200万画素向上した。画像処理エンジンの「ProPix」にも改良を加え、ノイズリダクション機能などがより洗練されている。
動画撮影機能は、最大フルHD(1920×1080ピクセル)に対応している。これはSH-07Bと同様だが、SH-01Cではフレームレート(1秒間のコマ数)が24から30に上がり、より滑らかに動画を再生できる。静止画撮影機能も充実しており、フルHDサイズでの連写機能や、さまざまな撮影効果をかけられる「エフェクトカメラ」機能、犬や猫の顔にフォーカスを合わせる「ペット検出機能」などを新たに搭載した。
マイクロプラグのHDMI出力も継承しており、SH-01Cで撮影した静止画や動画、一部のiアプリなどをHDMI端子を備えたテレビで楽しめる。
クライアントとアクセスポイントの両方を利用できる無線LAN機能(IEEE802.11b/g/n)も搭載している。クライアントモードでは、フルブラウザでの通信、セイコーエプソン製の無線LAN対応プリンターでのプリントなどが可能だが、「ホームU」は利用できない。アクセスポイントモードでは、最大4台のWi-Fi対応機器とFOMAパケット通信を共有できる。両モードとも、WPS(Wi-Fi Protected Setup)またはAOSSによる簡易設定が可能だ。
DLNA機能はクライアントとサーバーどちらも利用でき、SH-01Cに保存した静止画と動画を別のDLNAクライアントで楽しんだり、ほかのDLNAサーバーにある静止画や動画をSH-01Cで楽しんだりできる。利用できるファイル形式の詳細や、通信検証を行ったDLNAクライアント・サーバーの情報については、後日、シャープの公式サイトなどで案内される予定だ。
このほか、2010年度冬春モデル共通の進化として、iコンシェルのメモ機能、iスケジューラの機能強化、音声で各種機能を呼び出せる「音声クイック起動」もサポートしている。音声クイック起動が可能な機能は、初回利用時に画面表示されるのだが、基本的な操作にはおおむね対応している。下記に掲載した動画ではiモードの起動を試してみた。
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