ドコモ、ケータイ向け無線LANサービス「ホームU」を2012年8月末に終了

» 2011年06月21日 15時45分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 NTTドコモは6月21日、携帯電話向けの無線LANサービス「ホームU」を2012年8月31日に終了すると発表した。加入受付は終了1年前の2011年8月31日に打ち切る。

 ホームUは、対応するドコモ端末と無線LANルーターを利用した上り/下り最大54Mbpsの通信サービスで2008年6月19日にスタート。宅内の高速回線を利用してiモードや動画などの大容量コンテンツの視聴やアップロードが行え、さらに加入者間は無料で通話できるIP電話サービスも提供された。

 ドコモは終了する理由について、現在の事業環境から経営資源を集中するためとしている。ホームUが利用出来る対応端末がNECカシオモバイルコミュニケーションズ製(旧NEC)の高機能モデルのみだったほか、ブロードバンド回線についてはマルチセッションに対応するNTT東西のフレッツシリーズが必須など、利用条件が限られたこともあり、加入者の伸びが見込めなかった。ユーザー数は5月末時点で3938件、ピーク時でも約4100件だった。

 ホームUの終了に伴い、FOMAエリアでもホームUエリアでも共通の電話番号が発着信できる「ワンナンバー(ホームU)」も終了する。

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