パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P-03D」は、今年夏にドコモから発売された「LUMIX Phone P-05C」に継ぐスライド式の端末で、有効約1320万画素CMOSカメラを備えているが、今回はLUMIX Phoneブランドは掲げられていない。むしろ2010年2月に発売された「P-02B」に近い端末だ。今回のモデルはWスライド式を採用し、さらに防水性能(IPX5/7)も実現している。


ボディカラーはPink Gold、Pink、Blackの3色となる。サイズは約51(幅)×113(高さ)×16.1(厚さ)ミリ、重さは約121グラム。裏側上部には有効約1320万画素CMOSカメラとフォトライト、赤外線端子、FeliCaチップを備える

閉じた状態(写真=左)から、ディスプレイを上にスライドさせてテンキーを出したところ(写真=中)と、下にスライドさせて有効約130万画素CMOSのインカメラを出したところ(写真=右)。上にも下にも画面をスライドさせられるWスライド機構となっているP-03Dではパナソニックのスライド式端末ではおなじみの、くるくる回る十字キー「スピードセレクター」を採用している。PinkとPink Goldのみスピードセレクターのセンターキーに「ジュエルカット」を施し、女性を意識した作りになっている。

リアカバーを外し、バッテリーパックを外したところ(写真=左)。バッテリーパックの容量は800mAh。バッテリーパックを外した左上側にはドコモminiUIMカードスロット、右上側にはmicroSD/SDHCスロットがある。ワンセグアンテナを伸ばしたところ(写真=右)。左側面を下にするてワンセグを見られるP-03D最大の特長は、上下にスライドする機構を採用していること。画面を上にスライドさせてテンキー部が出るのはもちろん、下にスライドさせるとインカメラが現れ、簡単にミラーとして使ったり自分撮りをしたりできる。
スヌーピーのコンテンツがプリインストールされ、Pink、Pink Goldの2色はスヌーピーのコンテンツがデフォルト設定になっている。主に女性をターゲットとした端末と言えるだろう。男性向けのBlackのセンターキーはジュエルカットが施されておらず、スヌーピーのコンテンツが初期状態では設定されていない。

画面を下にスライドさせてインカメラを出すと、ミラー画面となる(写真=左)。ミラー画面の状態でセンターキーを押すと、自分撮りモードとなる(写真=右)。簡単に身だしなみを整えたり、自分撮りができたりと女性にうれしい機能が備わっている

Blackの初期状態の待受画面(写真=左)とメニュー画面(写真=中)。BlackにもPink、Pink Goldと同じコンテンツがプリインストールされてはいるが、初期設定されてはいない。なお、Black用にもスヌーピーの待受画面が用意されている(写真=右)P-03Dは女性に嬉しい機能やコンテンツが備わっており、スピードセレクターが使えて防水にも対応した、使い勝手の良い端末だ。フィーチャーフォンが好きで、スライド式端末が欲しい人にオススメしたい。
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