写真で解説する「P-02B」

» 2009年11月18日 16時39分 公開
[2106bpm(K-MAX),ITmedia]

 NTTドコモは2009年冬、2010年春商戦向けのラインアップとして合計10種類のSTYLE シリーズ端末を発表した。PRIMEシリーズは5機種、SMARTとPROシリーズはそれぞれ2機種と、圧倒的にSTYLEシリーズのバリエーションが多い。そんなSTYLEシリーズで、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製としては唯一となるモデルが「P-02B」だ。

 スライドボディを採用したP-02Bは、新サービスの「オートGPS」に対応しているほか、最大2.0MbpsのHSUPA対応、フルワイドVGA液晶や8Mカメラ搭載など、STYLEシリーズの中でも高機能なモデルとなる。同社製の端末では、どうしてもWオープンスタイルのモデルにスポットが当たりがちだが、2008年冬モデルの「P-02A」や2009年夏モデルの「P-08A」といった同社製のスライドモデルは、ポップな見た目に反してハイエンドな端末に仕上がっている。P-02Bはその最新モデルで、2010年2〜3月に発売する予定だ。

photophoto 本体のカラーバリエーションはピンク、グリーン、ブラック、ホワイトの4色展開で、メインカラーはピンク。ディスプレイ面の周囲には金属調のフレームが施されており、ポップな印象の中にもさりげない高級感を演出しているという
photo 端末の下部には、外部接続端子が搭載されており、その上に見える穴がマイクとなる
photo ダイヤルキーは押しやすさを意識したドーム形の形状を採用。ディスプレイの下にある円形のインタフェースが「スピードセレクター」で、ピンクの本体カラーのみ、中心の決定キーにハート型のイルミネーションがあしらわれている
photo 本体の右側面にはシャッター、メモ、マナーなどのサイドキーのほか、ワンセグ用のアンテナも搭載。左側面には、ストラップホール以外はなにもなく、すっきりとしている。厚みがあることに加え、サイドキーなどが配置されていないため、ワンセグを視聴する際など本体を横向きに立てて置く場合、非常に置きやすくなっている

 本体サイズは約112(高さ)×50(幅)×18.8(厚さ)ミリで、重さは約149グラム。約3.1インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)のTFT液晶は、発色数が26万2144色となる。ディスプレイ面はスピードセレクターのほかに、MENUキー、メールキー、カメラ/TVキー、iモード/iアプリキー、受話キー、終話キー、クリアキーが搭載されている。これらのキーは本体を閉じることでロック(誤動作防止)することが可能だ。また、ダイヤルキーはキーの中心部分が盛り上がった形状となっており、押しやすさに加え適度なクリック感がある。


photophoto 「スイングスライド」を採用しており、本体中心の湾曲したラインに沿ってスライドする(写真=左)。ワンセグ用のアンテナを伸ばしたところ(写真=右)

 本体の角部分やキーデザイン、カメラ周りのデザインなどは丸みを帯びており、角のない優しい印象を与えるデザインだが、全体的にはシンプルな長方形のフォルムとなっており、横向きに立てて置いた際には置きやすいだけでなく安定性が高い。

photophoto 本体の裏面はカメラ、LEDフラッシュ、スピーカー、赤外線ポート、FeliCaポートが搭載されている。側面側にBluetoothとmicroSDのプリントも目を引く(写真=左)。リアカバーを開けると電池パック、FOMAカードスロット、microSDカードスロットが搭載されている。電池パックは型番がP20、3.7V/800mAhのものが使用されていた(写真=右)
photo microSDカードスロットはリアカバーの内側に配置されているため、リアカバーを外して利用することになる

 本体の裏面からは、有効約810万画素のカメラに加え高輝度LEDフラッシュが顔をのぞかせる。外部メモリは16GバイトまでのmicroSD/microSDHCに対応した。

 前モデルP-08Aから進化したカメラモードは、今回新たにタッチパネルに対応した。各メニューの選択や決定をディスプレイに触れることで操作できるほか、撮影時はディスプレイにタッチした部分にピントが合わせられる。また、カメラの起動速度も向上しており、0.5〜0.6秒程度でカメラモードが起動する。これは前モデルのP-08Aと比較して「0.2〜0.3秒ほど速くなった」(説明員)のだという。

 また、“簡単・キレイに撮影”できる機能としてシーン自動判別機能「おまかせiA」が搭載されている。これはシーンモードを手動で切り替えずとも、カメラが自動的に撮影シーンを認識して設定を調節する機能だ。自動認識するのは「人物」「風景」「夜景」「夜景+人物」「接写」「標準」の6パターンとなり、認識したシーンモードに自動で切り替わる。撮影する際にはアイコンの表示でどの撮影シーンが有効になっているか確認できる。

photophoto 起動時の表示。「P-01B」のように強くアピールはしていないが、P-02Bも「VIERAケータイ」だ
photo カメラモードを起動し、横向き撮影での画面。今回から新たにタッチパネルに対応しており、タッチした場所にフォーカスがロックするようになっている
photophoto シーン自動判別機能「おまかせiA」を有効にすると、画面左上に「iA」のアイコン表示がされる(写真=左)。被写体に近付くと自動的に接写に切り替わった(画像=右)

 撮影した画像や、ダウンロードした画像はタッチパネルで操作する「タッチアルバム」で観賞できる。ディスプレイ上で指を左右になぞることで、画像がスクロールする。また、モーションセンサーによって、端末の向きに合わせて画像が縦表示・横表示に自動で切り替わる。

photophoto 「タッチアルバム」を選択した後、見たい画像ファイルの入ったフォルダを選択する(写真=左)。選択したフォルダ内の画像がサムネイルで表示される(写真=右)
photo 左右に指をなぞって画像を次々と表示させることが可能だ

 その他、スヌーピーのコンテンツを搭載している点もこの端末のセールスポイントだ。待受Flash、デコメピクチャ、電話発着信画像、メール送受信画像、マチキャラ、デコメ絵文字、電池・アンテナアイコン、デコメアニメ、デコメテンプレートと、多彩なスヌーピーコンテンツを用意した。待受Flashは歩数計と連動しており、歩数や消費カロリーが表示される。

photophotophoto 待受画像としてプリインストールされているスヌーピーコンテンツは2種類(写真=左)。1つは歩数計と連動した待受Flashで、歩数をカウントし表示する(写真=中央)。歩数だけでなくカロリー表示も可能だ(写真=右)。また、この待受Flashでは画面上をスヌーピーがさまざまなアクションを取って動き回る

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月06日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  3. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  4. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  5. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  6. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  7. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  8. ドコモが「dアカウント」のパスワードレス認証を「パスキー」に統一 2026年5月めどに (2025年12月05日)
  9. NHK ONE、簡単には「閉じられないメッセージ」表示へ 目的は“NHK受信料”の徴収 なぜ強引な仕様に? (2025年11月12日)
  10. 鉛筆デザインのiPad用スタイラスペン「Nelna Pencil」発売 物理ボタンに9機能を設定可能 (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー