ソフトバンクモバイルが7月25日、新たに使用可能になった900MHz帯の周波数を利用する「プラチナバンド」のサービスを開始したのに合わせて、9月末までに順次拡大予定のプラチナバンドのエリアを図示する地図を公開した。
ソフトバンク3Gおよび3Gハイスピードのエリアマップに「プラチナバンドのみ表示」という専用のボタンが用意されており、これを押すことでプラチナバンドでのカバー予定エリアが確認できる。
また、7月26日夕刻には、「エリア拡充日次速報」のページに、プラチナバンドエリアの拡充情報を絞り込む機能が用意された。エリア拡充日次速報のページは、2011年8月の開設以来、具体的な地域名で拡大したエリアの情報を公開しているが、ここに「電波種別で絞り込む」というオプションが用意され、「プラチナバンド」を選択すると、プラチナバンドでの拡大エリアのみを閲覧可能になった。それによると東京都内で25日にプラチナバンド対応エリアになったのは板橋区の加賀1丁目、仲宿、板橋1丁目、板橋2丁目、板橋3丁目、豊島区の上池袋4丁目、池袋本町3丁目の一部と、北区の十条台2丁目の一部、滝野川7丁目のみ。
プラチナバンド対応の基地局は、電波が利用できるようになった7月25日から、順次テストと調整を繰り返しながら展開しており、スタート後1週間でプラチナバンドが利用できる基地局は全国で数百局程度とアナウンスされている。2012年度中に約1万6000局、2016年度中に約4万1000局まで増設する計画なので、電波状態の改善にはそれなりに時間がかかる見込み。
なお、すでに一部ニュースサイトやブログで情報が公開されているが、iPhone 4やiPhone 4Sで「Field Test」モードを起動し、端末が受信している電波の周波数帯を確認する方法がある。電話アプリを立ち上げ、ダイヤルキーで「*3001#12345#*」と入力すると呼び出せるField Testモードで、「UMTS Cell Environment」→「UMTS RR Info」を開くと表示されるDownlink Frequencyを確認する方法だ。この値が1万前後の場合は2.1GHz帯、3000前後だと900MHz帯を利用していることを示している。
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