「Xperia Tablet S」徹底検証(前編)――Sony Tabletからの進化を見極めるブランド一新、中身はどうだ?(4/5 ページ)

» 2012年09月04日 11時15分 公開

純正アクセサリはカバーとスタンドが充実

 Xperia Tablet Sは、純正アクセサリが充実している点も大きな魅力だ。キャリングカバーやスタンドが豊富に用意されており、活用スタイルに合わせて選択できる。また、どれも本体の折り返し部分のデザインやマルチポートを活用することで、余計なテープを貼ったりすることなく、キッチリと着脱できる点も素晴らしい。主なアクセサリをそれぞれ紹介していこう。

・キャリングカバー

 本体の表と裏を保護できるブックカバー型のキャリングカバーで、7色のカラーバリエーションをそろえている。

 本体の壁紙もカバーに合わせた色が用意されており、デザインの統一感が生まれるよう工夫されているのが心憎い。素材はブラックとホワイトがレザー、その他がしっとりとした手触りのファブリックだ。カバー部分は画面の角度を調整できるスタンドとしての機能も持つ。

 製品にはカバーを閉じたまま固定するカラーバンドが2色付属しており、カラーコーディネートにアクセントを付けて楽しむことができる。カバーの内側には固定ラッチが付いており、本体の折り返し部分の溝にカチッとはめ込むことが可能だ。重量は約230グラムとなっている。実売価格はレザー製が8000円前後、ファブリック製が5000円前後だ。

まるでブックカバーのような「キャリングカバー」は7色が用意されており、レザーとファブリックで価格が異なる。製品にはストラップを兼ねたカラーバンドが2色付属している

カバーの折り目や溝を使うことで、画面の角度を変えられるスタンドとしても利用できる

・カバーキーボード

 先のキャリングカバーに、薄型のキーボードを内蔵したもの。内側に本体を支えるレールとジョイント部分があり、マルチポートに直接接続して利用する。キーボードの電源は本体から供給する仕組みだ。利用時はマルチポートがふさがるが、別途独自の電源供給用コネクタが用意されており、このカバーキーボードを付けたままで本体の充電が可能だ(付属電源ケーブルの利用が必須)。

 キートップ部分はシールによる凹凸のみで、キー入力時にクリック感はないが、ホームポジションのマークは付けられている。キーピッチは、実測で横16.5×縦14.5ミリだ。カバーの素材がソフトなので、指に負担がかかるような底打ち感は感じない。しばらく使った後には、手首に少し疲れを感じたものの、初使用でもかなりスムースにタイプすることができた。

 画面の角度は、カバー内側のストッパーラインに合わせると実測で107度だ。ノートPCを利用するときに比べて少し急な角度だが、視野角の広いIPS液晶パネルなので視認性はまったく問題なく、あまり違和感はなかった。ストッパーラインに合わせなくとも簡単には位置がズレないため、衝撃や振動などがない環境ならば、少しは角度調整(105〜115度程度)もできるだろう。重量は約400グラムあるが、実際持ってみるとそれほど重さは感じない。

 カバー内側の本体装着部にはキーボードのオン/オフを切り替える小さいスイッチが隠されている。タブレットを手に持ってタッチ操作する場合は、カバーが密着してスイッチが押されたままの状態になり、キーボードは動作しない。タブレットを立てて使う場合は、本体とカバーにすき間ができてスイッチが押されない状態になり、キーボードが自動的にオンに切り替わる。このスイッチにより、タブレットを手に持って使う場合に、キーボードの誤動作が防げるというわけだ。

 ただし、タブレットを手に持った際、中途半端にカバーを曲げて使っていたりすると、本体とカバーにすき間ができてキーボードがオンになり、キーボードの誤動作を招くこともあるので、タッチ操作時は本体の背面とカバーを密着させて利用するように気を付けたい。

 なお、タブレットを立てず、カバーを広げた状態でキーボードを使いたいときのため、隠しコマンドによりスイッチが押された状態でキーボードを常に動作させることも可能だ。実売価格は1万円前後。

カバーの内側に薄型キーボードを内蔵した「カバーキーボード」は、マルチポートに接続して利用する仕組みだ。キーボードを使ったまま充電できる電源供給用のケーブルも付属する

※記事初出時、キーボードのオン/オフを自動で切り替えるスイッチについて、動画確認が正しくできていなかったため、誤動作が発生したことが判明しました。改めて実機で動作確認し、使用感の評価を修正しました。おわびして訂正いたします(2012年9月6日18時)

・ドッキングスタンド

 ドッキングステーションも兼ねるベースを備えた、しっかりしたタブレットスタンド。タブレット本体の張り出し中央部に、スタンドのジョイント部を差し込めるようになっており、マルチポートと挟む形でしっかりと固定できる。

 画面のチルトは実測で90〜112度まで調整でき、画面の縦横回転表示も可能だ。0度と90度だけでなく、中途半端な角度でも保持できる。HDMI出力、3ポートのUSB(ホスト機能対応)、ACアダプタ用の端子(本体付属のものではなく、別途スタンド専用のアダプタが付属)を装備しており、ドッキングステーションとして活用できる。

 回転やチルト操作が滑らかに行なえて、使用感はとてもよい。机の上で操作する際にタブレット本体を持たなくていいため、画面にタッチするのも楽だ。適度な高さがあり、別途USBキーボードなどを接続して、デスクトップPCのように使うのにも向く。インテリアとして設置しても違和感がない、シンプルで上品なデザインもうれしい。実売価格は1万円前後だ。

「ドッキングスタンド」は本体の縦横回転に対応する

円形の台座部には、HDMI出力と3基のUSB(ホスト機能対応)を備える(写真=左/中央)。給電は専用のACアダプタで行う(写真=右)

・タブレットスタンド

 独特のカーブのついたシンプルなアルミ製スタンドで、3種類の置き方が可能だ。本体と接触する部分には、滑り止めと本体に傷が付くのを防ぐため、ラバーが付いている。

 正面にSONYロゴが見えるように配置して、本体背面の折り返し部分にひっかける「フックスタイル」(画面の角度は実測で121度)のほか、SONYロゴが背面から見えるように配置し、ラバーの突起に合わせて立てかける「スタンドスタイル」(同実測113度)に対応する。スタンドスタイルでは縦置きも可能だ。

 また、スタンドを横置きにして、背面の折り返し部分をひっかけて乗せる「カウンタースタイル」(同実測160度)は、ユーザーが立って見下ろす場合に便利そうだ。例えば、料理の際に、レシピを表示させながら作業するのにピッタリだろう。実売価格は2000円前後に抑えられている。

シンプルなアルミ製のスタンド「タブレットスタンド」は、3パターンの置き方が可能だ。写真の2パターンのほか、スタンドを横に寝せた状態で本体を載せることもできる

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