ソフト面での進化は前述の通り、展示されていたのがモックアップだったため、実際に画面で確認することはできなかった。ただ、発表によると、しゃべってコンシェルを搭載し、カメラ関係のUIを改良、音声読み上げ範囲の拡大などを図っているとい。
また、Xi対応となったため、従来のらくらくスマートフォン向けのパケット料金プランに加えて、Xi用の「XIらくらくパケ・ホーダイ」を用意した。FOMA向けの「らくらくパケ・ホーダイ」同様に毎月2980円で利用できるが、当月の利用データ量が500Mバイトを超えると最大通信速度が128kbpsに制限されるという点も共通となっている。
今回のドコモ夏モデル発表会ではドコモとLINEの協業が発表され、その中で、らくらくスマートフォンでもLINEアプリが使えるようになることもアナウンスされた。らくらくスマートフォンはAndroid OSを搭載しているが、Googleアカウントを使わない仕様のため、Google Playにアクセスできない。そのためこれまでは、らくらくスマートフォンでLINEアプリを使うことができなかった。
会場の説明員によると、らくらくスマートフォン向けLINEアプリはドコモのdマーケットからダウンロードする形になるという。らくらくスマートフォンはdマーケットの利用は可能なため、らくらくスマートフォンでもLINEが使えるようになる。また、らくらくスマートフォンのユーザー層にはあまりLINEへのニーズが高くないように思われるが、「孫がLINEをやっていて、その孫とLINEでコミュニケーションを取りたいというシニア層の声がある」(説明員)という。
アプリはまだ開発段階だが、無料通話と無料スタンプなど、基本的な機能に限定したアプリになるとのことだ。
専用プランも用意:ディスプレイが大きくなって見やすさアップ 「Xi」にも対応――「らくらくスマートフォン2 F-08E」
らくらくスマートフォン2専用:ドコモ、「Xiらくらくパケ・ホーダイ」を8月から提供
ドコモとLINEが協業 ドコモ専用音声通話ボタンも
写真で解説する「らくらくスマートフォン F-12D」写真で解説する「らくらくスマートフォン F-12D」
「らくらくホン」の使いやすさとスマホならではの便利さを融合――「らくらくスマートフォン F-12D」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.