NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、ウィルコムの5社は、台風18号の接近・上陸に伴い災害用伝言板を9月15日午前に開設した。各社の携帯電話・PHSから安否メッセージの登録と確認ができる。
またドコモ、KDDI、ソフトバンクは、スマートフォンで録音した音声メッセージをパケット通信で送信する「災害用音声お届けサービス」も提供している。メッセージの受信はスマホだけでなくフィーチャーフォン(一部機種を除く)でも可能で、3社間の端末で相互に受信できる。なおメッセージの登録には事前に専用アプリのインストールが必要。
台風18号の影響により、ドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社では、9月16日から一部の地域で通信障害が起きている。
ドコモでは16日3時頃から、下記の一部地域でXiとFOMAの音声通話およびパケット通信が利用できない状況にある。原因は台風18号の影響による停電及び伝送路の故障。
なお、東京都大田区、長野県茅野市と東御市、京都府綴喜郡宇治田原町、愛知県岡崎市でも通信障害が起こっていたが、17日0時現在で回復している。
KDDIでは16日4時30分頃から、下記の一部地域でau携帯電話の音声通話およびパケット通信が利用しづらい状況になっている。原因は台風18号の影響による停電及び伝送路故障。
このほか、千葉県南房総市、茨城県守谷市と北相馬郡利根町でも通信障害が発生していたが、16日夕方に復旧した。
ソフトバンクモバイルでは16日4時頃から、台風18号の影響により下記の一部地域で携帯電話サービスが利用しづらい状況にある。原因は停電および伝送路支障など。
このほか、兵庫県宍粟市と滋賀県高島市でも通信障害が起こったが、16日18時時点で復旧している。
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