携帯各社、台風26号の被害に伴う支援措置を実施

» 2013年10月17日 15時49分 公開
[村上万純,ITmedia]

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・アクセスの5社は、台風26号の影響で災害救助法が適用された地域のユーザーを対象に、支援措置を開始した。

 対象地域は東京都大島町で、今後災害救助法適用地域の拡大があった場合は、支援措置対象の地域も合わせて拡大していく。

 各社の支援措置は以下の通り。

NTTドコモ

 対象地域のユーザーが携帯電話などの利用料金を窓口で支払っている場合は、10月請求分(9月分)の支払期限を12月2日まで延期する。10月16日から11月30日の間、故障した端末の修理代金を一部減額する。自治体などから要請があれば、携帯電話や充電器などを貸し出す。

 なお、台風24号の被害に伴い、鹿児島県大島郡与論町に住むユーザーにも同様の支援措置を実施する。

KDDI

 au one net ADSLの固定通信サービスを利用できなかった場合、ユーザーからの申告でその期間の月額基本料や付加サービス料を減額する。携帯電話および固定通信サービスの利用料金を窓口で支払っている場合、10月請求分(9月分)の支払期限を11月30日まで延期する。10月16日から11月30日までの期間、1都3県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)のauショップとPiPitで、台風の被害で破損・故障した携帯電話機の修理費用を一部減額する。

 このほか、災害復興を行う市区町村や災害対策本部、公的機関などの団体から要請があれば、携帯電話や充電器などを貸し出す。

 なお、台風24号の被害に伴い、鹿児島県大島郡与論町に住むユーザーにも同様の支援措置を実施するが、携帯電話機の交換については期限などが一部異なる。10月17日から11月30日の期間、九州全域(福岡県、佐賀県、熊本県、長崎県、大分県、宮崎県、鹿児島県)のauショップとPiPitで、台風の被害で破損・故障した携帯電話機の修理費用を一部減額する。

ソフトバンクモバイル

 対象地域のユーザーが利用料金を窓口で支払っている場合、9月利用分(支払期日が10月16日または10月26日)、10月利用分(支払期日が11月6日)の支払いについて、支払い期限を請求書記載の日付から1カ月延長する。

 災害の影響によって携帯電話機が破損、水ぬれ、紛失した場合、一部機種は無償で、その他の機種は一部減額して交換する。東京都、静岡県、神奈川県、埼玉県、千葉県のソフトバンクショップで受け付けを開始する予定。

 災害復興を行う市区町村や災害対策本部、公的機関、NPO法人などの団体から要請があれば、携帯電話や充電器などを無償で貸し出す。

 なお、台風24号の被害に伴い、鹿児島県大島郡与論町に住むユーザーにも同様の支援措置を実施するが、延長の対象となる利用料金の支払い期日などが一部異なる。窓口で利用料金を支払っているユーザーは、9月利用分(支払い期日が10月6日、10月16日、10月26日)の支払い期限を請求書記載の日付から1カ月延長する。また、端末の無償交換や一部減額措置を鹿児島県、沖縄県のソフトバンクショップで受け付ける。

ウィルコム

 対象ユーザーが利用料金を窓口で支払っている場合、9月利用分(支払期日が10月26日)の支払い期限を請求書記載の日付から1カ月延長する。

 また災害復興を行う市区町村の災害対策本部などの公的機関、NPO法人などの団体から要請があれば、ウィルコムの電話機や充電器などを無償で貸し出す。

 なお、台風24号の被害に伴い、鹿児島県大島郡与論町に住むユーザーにも同様の支援措置を実施するが、延長できる利用料金の支払い期日は10月28日で、同日から1カ月の延長になる。

イー・アクセス

 被災したユーザーが窓口で料金を支払っている場合、10月請求分(9月利用分)の支払期限を、請求書記載の日付から1カ月延長する。10月16日から11月30日までの期間、大雨などで破損、故障したイー・モバイルの携帯電話、データカード、ADSLモデムの修理費用を一部減免する。

 なお、台風24号の被害に伴い、鹿児島県大島郡与論町に住むユーザーにも同様の支援措置を実施するが、携帯電話やデータカード端末などの修理費用の一部減免は、10月7日から11月30日までの期間での破損・故障が対象となる。

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